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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今一番必要とされていること   あとえ

 産業革命以来の技術革新は、それが増大させようとした物財生産はみな、数値化が可能なもので、主として物財供給量の増大と加工度の向上に役立った。ところが、今進行している技術革新は、現実的にも理論的にも数値化不可能な性格のものであり、主として多様化、情報化による「知価」部分の増大と省資源化による物財消費の削減を目指すものだ。今、一九八〇年代に、起こっている変革は、「新社会」を生み出す大変革、いわば「知価革命」なのである。
 私たちは、知価という新しい価値観を受け入れるべきだ。
 その方法として第一に、選ぶ選択の自由を認め、広げるべきだ。高校に入って、よりいっそう科目選択の授業が増えたように思う。高校二年生では、ほとんどの授業が選択制だそうだ。将来行きたい学部学科によって授業を選択し、芸術もスポーツの種目も選択制になっている。自分たちで好きな授業を選んでいくのだ。外国には、一週間全ての時間割を自分で決めることの出来る学校があるそうだ。そこでは、生徒達はみんな好きな時に好きな教科を好きな時間だけ受けることができる。いつか、日本にもそういう学校がたくさん出来たらいいなぁと思う。そうしたら、一週間、体育と情報と家庭科にするのに(笑)選択授業を体験してみて、今思うことは「自分の人生は自分で選ぶ」そういうのが、今一番必要とされていることなのではないのだろうかということである。
 第二には、情報の普及と浸透を計ることである。大学の入試制度が大きく変わりつつある。テストにリスニングが導入されるとか、理科・社会が二科目選択になるとか様々だ。そういう制度の変わり目には、情報を得ることが一つの鍵である。今、そういう様々な情報を得るために、「パソコン」が大活躍している。例えば、大学のホームページに行けば、欲しい情報を手に入れることが出来たり、資料の請求ができたりとても便利だ。しかし、パソコンが無い家庭はどうすればいいのだろうか?情報を得るにしてもとても時間がかかって面倒だ。ホームページにしか載っていない情報もあるだろう。パソコンの有無で、情報格差が生まれ、損得が出てきてしまう。それではいけない。そこで私たちは、みんなが平等に情報を得られるように考えなければいけない。そして、情報格差が生まれないように、社会がしていくべきなのだ。
 確かに、高度成長を支えてきた価値観も大切ではある。しかし、私たちは「価値観とは、いつまでも同じではなく、つねに変わっていくものだ」というように、「知価」という新しい価値観の発想の転換を望まれている。

   講評   kira

 由希子ちゃん、なかなか難解なテーマでしたが、見事に自分の体験を入れて意見をまとめあげました。
 選択制は、先生の頃よりかなり進んでいるのですね。(あたりまえかな。先生は昔の人です。)「そうしたら、一週間、体育と情報と家庭科にするのに(笑)」はいいね。楽しそう。(^o^)丿
 しかし重要なベースとなる学習はおさえておくとして、それ以外はどんどん目的別に選んでいって、自分で使える時間を増やして行きたいね。
 世の中は一瞬のひらめきに大きな評価が下るような時代となって、「情報格差」があっては非常に不平等ですね。この例を受験情報で説明したのはぴったりでしたね。「知らなかった」では済まされないほど、情報化が進んでいるということを、もっと認識しなくてはなりません。
 時代の動きをしっかりキャッチして、これからの自分を考えていこう!!
  
      
表現のこと(こまかいけれど・・・)
「選ぶ選択の自由を認め」→「選ぶ」と「選択」言葉がだぶったね。
「新しい価値観の発想の転換」→「新しい価値観への・・」ですね。

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