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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩は神様だ   たこ焼き


 落ちてきたら
 今度は
 もっと高く
 もっともっと高く
 何度でも
 打ち上げよう
 美しい願い事のように
  
 この詩の「美しい願い事のように」と言うところには比喩が使われている。比喩というのは、物事を例えていうことである。「美しい願い事のように」というのは「紙風船はどんなに高く打ち上げても、それは地に落ちる」「願い事の多くはむなしい」というニュアンスから、どうしたら抜け出すことができるかに努力したと述べている。
 わたしは、知らない間にしょっちゅう比喩を使っていたときがあった。五年生の時に、製鉄所に見学に行って、そのことについて書いたときだ。(体験)
 先生が、何か変わった文章を使っている人などの作文をスクリーンに映した。その時は、書き方のよい人などが選ばれていたが、最後のほうでわたしの作文が映され、比喩の所を指さした。実は、その比喩はわたし自信比喩で書いた覚えがなかった。(笑)その文章はこんなものだ。
「そして、鉄はまた走り出す。」
この場面は、鉄がまだ熱いときに、レールの上を動いているときの場面だ。その時、みんなが笑い出した。理由は、実際この文章を読んだとき先生が、
「実際、鉄が走ったら恐いよねえ〜♪」
といったからだ。みんなも爆笑!わたしも、顔を赤くしながらも笑っていた。(笑)でも、先生が次ぎに、
「このように例えていることを比喩と言います。」
と言った。そのようなことが、また何度かあった・・・。(笑)
 わたしは、比喩が結構得意である。というより、知らない間にスイスイ使っている。でも、比喩は使い方を間違えたらとんでもないことになるから、そこは注意が必要だ。(笑)
 ピアノを弾くときの手の形や、キーボードを打つときの手の形が、卵を持つような形と言われた人は、この作文を呼んでいる人の中にいると思う。小さい子が、「こんな形だよ」と言われて手を見せられるより、「卵を持っている感じだよ」と言われたほうが覚えるし、わかりやすい。これは、比喩のとても良い点である。
 悪い点は、先ほども書いたように、使い方を間違えると違う意味 になってしまうことだ。大きさや色を説明するときなどに、間違えてしまったりすると誤解が生まれることになる。また、言い方によってはわかりにくくなることがある。
 比喩は、言葉のコミニュケーションである。文化や言葉が違う人でも、比喩を使えばだいたいのことはわかる。名言に、「もともと地球に、道はない。ある人が多くなければ、それが道になる」や「、問題とは、そこにあるものではなく、自分が作り出すものである」がある。比喩は自分で新しく想像するものだ。また、「短いスピーチが長いスピーチよりも難しいのは、言い直しがきかないからである」という名言もあり、長い説明よりも簡潔な比喩のほうが難しいという意味だ。比喩を、使いこなすのは難しいことと思うかも知れないが、使い方を考えれば大丈夫だ。比喩は、やっぱり普段の会話に耐えないものだろう。比喩は、困ったときに助けてくれる神様みたいだ!!(笑)
   

   講評   nara

 うまい比喩・意外な比喩が思い浮かんだときは、結構心の中でガッツポーズを取ったりしてね。わかりやすさは、比喩の一つの効果だ。これは、「手に卵を持っている感じ」などが当てはまるね。「走る鉄」は、どちらかというと、イメージを重ならせて増幅させるというタイプの比喩。走るはずのない鉄に「走る」を使うという意外性もある。大爆笑を誘ったけれど、実はとても効果のある比喩だったわけだ。
 できれば、間違った比喩の使い方を紹介しておくと、なおよかったかな。比喩を使ったことでかえってわかりにくくなったり、誤解を与えたりするという例を挙げておこう。
 最後の段落の「比喩は普段の会話に耐えない」というところは、やや言葉不足。「耐えない」という意味があいまいだね。それとも「絶えない」の変換ミスかな? しめくくりも「……みたい」と敢えて比喩にしたのね。こういうセンスはいい。
 わたし自信比喩で → わたし自身比喩で
 自信作の比喩のことかと思ったよ。日本語はおもしろい。
 この作文を呼んでいる → 読んでいる

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