対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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急ぐことは本当に善か ルフィ
イソップ童話の「うさぎとかめ」という話をご存知だろうか。足の速いうさぎと、遅いかめが山の頂上まで競争することになった。二人とも一斉にスタートし、走り出したわけだが、どう考えてもうさぎのほうが速い。すでに勝負が決まったと思える大差がついた時点で、うさぎは一休みということで昼寝を始めてしまった。その間にかめが追い抜いて勝ってしまう・・・という話だが、この単純な話には多くの教訓が隠されている。その教訓の中で、特筆すべきは、地道な努力の大切さである。僕はこの生き方を大切にしていきたい。
その方法として挙げられるのが、冒頭の話で書いたうさぎのように最初から飛ばしすぎないことである。僕はバスケットボール部に所属し、一応レギュラーなので試合に出ることが多い。やったことがある人はわかると思うが、バスケはとてもきついスポーツであり、公式戦ではそれが28分もあるのだ(4クオーター製なので実質7×4だが)なので最初からスタミナを使いすぎると後でとんでもない目にあう。だから、後のことも考えて地道に少しずつ努力していくことが大切だ。
また、教育の観点から見ると先を見通した教育も大切なように思える。例えば、多くのものを発明したエジソン。彼は子供のころ、学校では様々なことに興味をもち、それがぼんやりしているように思われてしまい友達から馬鹿にされていた。しかし、母親に教わるようになってからは、彼女が地道にエジソンの一つ一つの疑問に答えていったことにより、エジソンはその後の発明の基礎を身につけた。だから、これをやらなくてはならない、という今の教育を改善すべきかも知れない。
確かに先を急ぐのもよいかもしれない。しかし、あんまり急ぐとどう考えても疲れてしまう(笑)「始めることも大切だが、やり遂げることの方が、もっと大切である」という名言がある。急ぐのも大切だが、持続させることの方が、もっと大切なのではないか。花は、一度に大量の養分や水分を吸い取るのではない。毎日少しずつ、吸収していくのだ。生きていくとは、まさにそのようなことなのではないだろうか。先へ進む前にもう一度、考え直す必要があるように思える。
講評 kira
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