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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   得意   ほり内

 私は、学校の教科の中で、理科が苦手だ。特に物理は全く分からなくて、運動分野になると外国語を聞いている(笑)ようで意味不明だった。しかし、社会は得意で、特に歴史分野は得意で覚えるほど面白いので、好きだった。私のように、人間には必ず、得意、不得意がある。得意、不得意はある意味人間の能力を決める、大事なパロメータである。これによって、就職にも影響するし、大学でなにを勉強するのかが、得意不得意を元にして決まる。そのため、得意、不得意と付き合うことはとても大事なことである。私達日本人は得意、不得意とは損な付き合いをしていると思う。私達日本人は、不得意なことは、努力して、克服しようとする。それは確かに、とても道理に適っていることだが、結局、とても平均的またはオールマイティな人間が生まれてしまう。それは学校のテストとか、高校入試とかでしか役に立たない。実際に、大学で何を勉強したいのか、どんな仕事をやりたいのかということが分からなくなってしまう人間が出てきて、社会には、あまり活躍できない。
 だから、不得意分野を克服またはカバーをするよりも、得意分野をどんどん伸ばしていくべきである。
 その方法としては、自分のいいところに目を向けるようにすることだ。自分のいいところに注目し、それを伸ばせば、社会的にとても良い人材が生まれる。私達、日本人という民族は、自分のことを謙遜していうことがある。つまり、誉められた時、「そんなことありませんよ」と少し遠慮気味になる。日本人が謙遜したために、日本の美術品が大英博物館に寄贈されたということもあった。どういうことかというと、日本人が、日本美術など、西洋に比べたら全然だめだという風に思ったために、大英博物館にどんどん寄贈していった。そのため、大英博物館には、日本のコーナーがある。このように、博物館に美術品を寄贈したのは、日本人の謙遜さによっておこったことだ。しかし、いつまでも謙遜していれば、自分を出したいと思う時に出しにくくなってしまう。だから、自分の良いところに目を向け、伸ばしていかなければならない。
 また、いまのできないところを克服するような、教育から、得意なものを伸ばす教育に転換する方法もある。そういった意見を反映してか、入試に、推薦入試というものができるようになった。推薦入試とは、面接をして、合否をつけるすることである。面接で、その人の、得意な所に注目し、得意なものが、とても、秀でている場合、合格できる。このような、教育を中心にすれば、社会で活躍できる人材を育てることができる。
 確かに、自分の弱点をきちんと把握し、それを克服することは、大事なことだ。しかし、大切なのは、謙遜するのではなく、もっと自分をアピールすることである。

   講評   jun

 新学期最初の作文から大作になったね。
 第一段落は苦手分野と得意分野について自分自身の話が書けたね。大学進学という身近な視点から得意分野を伸ばしていくべきだという意見を示すことができました。
 一つ目の方法には、社会の得意なほり内君らしい実例を挙げたところがとてもいいですよ。二つ目の方法は、一つ目の方法と比べるとややボリューム不足ですが、社会的な観点から考えることができました。
 結びは、反対意見への理解を示しながらまとめることができましたが、「謙遜」、「アピール」といった言葉ではなく、この意見文のキーワードとなっている「苦手分野」、「得意分野」という言葉を使ってまとめた方がわかりやすいと思いますよ。

■「体験」というキーワードを忘れずに。

                         

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