対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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大切なペット うここ
「カラカラ。」(書き出しの工夫)
一昨年の三月、私はハムスターを、飼いはじめた。名前は「チョロ」と「のろ」。
とっても元気のいいハムスターで、よく、回し車の取り合いをしていた。
私が、チョロとのろと遊んで一番楽しかったときは、小屋の掃除のときだった。
掃除の間は、逃げないように、小さなかごに入れておいた。そして小屋の掃除が終わった後、
ひとしきり、チョロとのろと遊ぶのだ。玄関のところを、散歩させたり、少しだけ外に出たりした。
まるで、犬のお散歩という感じだった。(体験)
しかし、三月の二十二日、チョロが死んでしまった。朝、チョロが、寝床から、ふらふらと出てきた。
そのときは、寝ぼけているのかと何とも思わなかったが、後で考えてみると、チョロは、お別れを言いに来た
のかもしれない。私は大泣きした。そして、その日のうちにお墓をつくってあげた。お墓には、チョロの好きな
ヒマワリの種と、ラディッシュの葉っぱ、それからおがくずを入れてあげた。(体験)
その夜、私は全然眠れなかった。なぜならチョロが死んでしまったのは、私が、ハムスターの飼い方が
よくわからず、チョロとのろを、同じ小屋に入れてしまったからだと気付いたからだ。
チョロが死んでしまう少し前に、メス同士を、同じ小屋に入れてはいけない、と本に書いてあるのを見つけ、
大急ぎで、小屋を買いに行った。しかし、もう遅かったのかと思うと、またなみだがでてくる。
私がちゃんと本を読まなかったからだ、と反省し、チョロに心の中で謝った。
あれから二年経った。今年の九月十八日に、のろが天国へ旅立った。のろが死んでしまったときも、
チョロが死んでしまったときのように、大泣きした。でも、のろが死んでしまったとき、私は、
天国では二匹とも、仲良く暮らしますように、とお祈りした。
私は二匹のハムスターを飼って、命の大切さを学んだ。そして、一寸の虫にも五分の魂、というように、どんな生き物の命も、みんな同じぐらい大切なんだ、ということがわかった。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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