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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   必要と不必要   花こ

 何といっても、現代技術を特徴づけるのは豊富な工業製品の氾濫であろう。少なくとも先進工業国においては、高い生産性に裏づけられた安価で高品質の工業製品を容易に入手することができる。このことが豊かさの象徴である。そして途上国においても、そのような豊かさが目標として設定されている。我々が日常生活において、製品を買って所有するかレンタルで機能を買うかの選択は何気なく行うことが多いであろう。しかしこのことは一見その場面場面では偶発的なことのようでありながら、結局は充てん率の限界などの現代技術が持つ問題に本質的に影響を与えていく重要な視点である。 僕は物の所有にとらわれずに、レンタルの考えで生きていきたい。
 その方法としては第一に、物をもつことだけに価値を置かないことだ。例えば、本屋やCDショップに行ったときに欲しい物を全て買うのではなく、図書館に行って本を借りたり、蔦屋などに行ってCDを借りたりするようにすることだ。僕も、今思えば、買ってしまって後悔したことが何度もあるので、なるべく借りるようにしている。<体験>
 第二の方法は、レンタルのしやすい社会の状況を作ることだ。今、CDのレンタルの店や図書館などはあるが、家電製品などのレンタルの店が全然できていない。なので、なんとく何か料理をしたくなってそれを作るためにフライパンなどを買ってきても、結局一回きりで使わなくなってしまったなどということが起きてしまうと思う。そのようなことを防ぐためにも、人々の信頼関係を深めて、色々なレンタルショップを作っていくべきだと思う。僕も、運動会のためだけにビデオを買って、その後は使わなかったという話を聞いたことがある。
 確かに、今の時代あまり人を信用してはいけないので、レンタル等をするのは非常に難しいことだと思う。しかし「人生の中で大切なことは何をするかではなく、何をしないかである」という名言があるように、自分に必要なものと、必要でない物を見分けることが大切だと思う。

   講評   nara

「TSUTAYA」と「蔦屋」では、全くイメージが違うね。一瞬、ピンとこなかったけれど、レンタルのツタヤのことだよね。その昔は、マンガやレコード(!)を貸す店があったけれど、一時期かなり衰退した。そのころは「所有=意味がある」ととらえられていたのだね。そう考えると、ツタヤなどが増えてきているということは、いい傾向だといえるかな。
 第2理由は、レンタルの関係者が「企業(貸す)対個人(借りる)」だけでなく、「企業対企業」「個人対個人」などのように、幅広い形体が組み立てられるとおもしろそうだね。
 できれば、「今なぜレンタルか」この点をまとめの段落に、花こ君の言葉で加えておくとよかったかな。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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