対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2788 今日197 合計12339
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   「ら抜き言葉の存在価値」    ITI

「ら抜き言葉の存在価値」
「ら抜き言葉」に関心が集まっている。 まず世代間の断絶が背景にある。若者の造語に旧世代はついていけない。同世代にしか通用しない隠語がまかり通っている。最近その断絶は深まるばかりだ。 もともと地域による違いもある。「ら抜き言葉」が普通に使われている地域もある。官民の意識の落差もある。根本には、言語観の違いも横たわっている。、教育、マスコミその他それぞれの現場で、自分たちの言葉を考えていかなければならない。
 新しい物、ことばが出てくるのはもう当たり前だ。という意見がある。物事は常に新しい方向柄向かっている。ついこないだ買ったゲーム(もちろん中古だが比較的新しい)がいつの間にやら古いゲームになってしまっている。(体験)ゲームに限ったことだけではなく、最近の流行や、人、物、生活スタイルなどこの世におけるすべてのものを対象にして時代は進んでゆく。
 逆に、だからこそ古いものを大切にしようという意見がある。新しくなるのは簡単だが、古いものを残すには、新しくなるスピードが速すぎて、すぐに物が過去のものとなってしまう。その中でも特に、自分に、社会にとって大事だと思われる事柄だけでも新しい物に飲み込まれないようにしなければならない。そういった意味でも、「ら抜き言葉」はなるべく慎んだほうがいい。
 確かに、新しい物を取り入れるも古いものを大切にしていくも、結局は、「英雄が歴史を作るのではなく、歴史が英雄を作る。」という名言があるように、いくら人間がなにかしようとしても、すべての人に影響することはないので、別に「ら抜き」をどうしようかああしようかと悩んでみたってどうしようもない。もし定着して日本の文化になってしまっても、それはそれでしょうがないだろう。感じ方は人それぞれであるから一途にそうは感じないだろうケド。

   講評   yuta

短い時間で良く仕上げたね。この調子でひらめいた考えをどんどん文章にしていこう。 また、「〜と思う」を使わずに言いきることができているのもいいよ。これからも自信を持って考えを打ち出してね。
◆第一段落〔要約〕:程良い長さでまとめられたね。
◆第二段落〔意見A〕:新しいもの・言葉が出てくるのは当たり前だという意見。体験実例が生きているね。本当にものの移り変わりは速い。ついていけないっと感じる反面、その気になればいつでも流れにのれそうな気軽さもあります。
◆第三段落〔意見B〕:逆に、古いものを大切にしようという意見。時代に流されてなくなってしまったものって、きっとたくさんあるよね。意識的に古きを守ることも必要でしょう。実例を挙げるとさらによくなるよ。
◆第四段落〔総合化の意見C〕:A・Bの意見に理解を示しながら名言をうまく引用してまとめられたね。一文が長くなってしまったので、「……すべての人に影響することはない。」で一回切った方がいいよ。 (総合化)とただし書きを入れておくと主題の項目に◎がつきます。
     

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)