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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   歴史の筋を見きれ!   魑魅魍魎

 歴史というものは真実ではない。1000年前本当にそれが起ったといわれても、いくら古文書に書いてあっても実際はそれが起ったのか見ていないわけであるから信じろというほうが無理である。例えば武蔵と小次郎の巌流島での戦いは武蔵の一撃が小次郎をしに至らしめたのではなく武蔵の弟子倒れた小次郎をしに至らしめた。などの別の古文書が見つかったなどだ。今があるのはもちろん昔の人の成果であるが、変革を起こしてきた人は常に固定的な考えを持った人たちである。しかし現代社会ではあれもいい!これもいい!でもどれにしたら良いかわからない!なんていうような事はしょっちゅうある。これは変化する歴史に対して必要な姿勢かもしれないが自分の立場を失うという問題が予測される。
 そうならないためにもまずは固定的な考えをもう少し増やそう!(対策)多少は偏った考えも必要である。上記にあるように変革を起こす人は必ず固定的な考えを持った人だ。その信念を貫くことによって改革という現象に至るわけだ。全部を認めるという事は無理である。例えば相反する意見両方を認めるのはもちろんだが、じゃんけんのような三角関係になってしまった場合も意見を認めるのは無理である。
 2つ目の対策として一つ目と似てはいるがおおよそ自分の意見を持つ必要がある。こんな意見があったらいいのにななどなどだ。そうすればみんないいという意見の中から自分の思っている意見に一番近い物を選び出してその意見に従えばいい。
 確かに固定的な見方をし、それが行きすぎれば変な宗教(オウムやアレフなど)といった変な変革者が現れることもあるが、自分で決定権を下すという行為は大切だ。変化する歴史の中で対応して生きていくということは変化に対応しふりまわされるのではなく、筋をしっかり見きることが重要だ。自分の人生は他人に支配される物ではなく自分で作るものだ。

   講評   jun

<主題・構成>
 予測問題を示し、その問題解決のための二つの対策を考えることができました。せし君自身も書いているように二つの対策は似ていますが、「自分の意見に一番近いものを選び出してその意見に従えばいい。」という点が二つ目の対策のポイントとなるかな。
<題材>
 実例を挙げることはできていますが、体験実例を挙げるのはむずかしかったようですね。今学期は、少なくともどちらか一つの対策に自らの体験実例を挙げてみましょう。説得力が増しますよ。
<表現>
 結びの一文に自作名言が入りました。確かにそのとおりですね。周囲に振り回されることのないように、自分の意見、自分の生き方をはっきりさせておくことが大切ですね。

▲ 「こと」、「もの」はひらがなで。

▲「自分で決定権を下す」→「自分で決定を下す」
 「決定権」という言葉を使うなら、「決定権を持つ」となるね。

                            

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