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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   くやしい気持ちが頑張るパワーに   うここ

「よしっ!がんばるぞ。」
一昨年の運動会。私には痛い思い出がある。私は走るのが好きで、どちらかというと、長距離より短距離のほうが得意だった。だから三年生の種目に50メートルの徒競走があると知ったときはうれしくて、当日も勇んで学校に行った。
 いよいよ運動会が始まった。最初は六年生の騎馬戦。赤組からも白組からも応援の声があがった。
私は白組だったから、
「白ーがんばれー!」
と声をはりあげて力いっぱい応援した。しかし、白は負けてしまった。だから私は、自分の出番になったら、赤
に勝ってみせよう、と思った。そして私たちの出る、大玉ころがしではすこしの差で、白が勝った。私は、うれしくて、私が次に出る徒競走でも、勝てるといいなと思った。
 「よーい。バン。」
いよいよ徒競走が始まった。私の心臓は、まるで発作を起こしたようにドクンドクンと高鳴っていた。
そして私の番が来た。バン、という音とともに私は走り出した。出だしは、好調だった。しかし、
「うわっ!!」
なんと、つまずいてしまったのである。あっというまにみんなに追いこされてしまった。最後に全力を出しきって
1人ぬかすことができたが、5位になってしまった。がんばった結果がこれだったとはなんともむなしい。
 結局、最後には赤が勝ったが、私は白が負けてしまったことより、徒競走で、5位になってしまったことのほう
がくやしかった。なぜなら私は、つまずいたことが原因ではなく、私の足の速さが遅かったのではないかという
ような気がしてきたからだ。だから、来年までにはたくさん練習をして来年の徒競走では1位か2位になれるように努力しようと思った。
 私はこの運動会を通して、くやしい気持ちのほうがうれしい気持ちよりもがんばるパワーになるということがわかった。

   講評   jun


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