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小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   イタイ、イタイ!   PINPA

「グサッ!」〈書き出しの工夫〉
背中がゾクゾクとした。まるで、おばけ屋敷に入ったように。ひざが変に痛かった。1回、後転をしたほんの少しの間に私のひざはどうなっていたのだろうか。見てみると、
ひざから血が出ていた。体育の時間にマット運動で後転をしていて、普通ひざから血が出るのだろうか。でも、私は血が出た。
先生に
「血が出てきたから保健室に消毒してもらってきていいですか?」
と聞き、保健室に向かった。向かう途中、口の中が気持ち悪かった。なぜ、血が出てきたか分かった。矯正の器具が前歯に付いているのだがそれが後転をする時に後転を失敗し、グサッと足にささったのだ。
 「先生、足から血が出てきたんですけど・・。」
と保健の先生に言った。先生は
「どうしたの?」
と私に聞いた。私は矯正のことを話した。先生も痛そうと同情をしてくれた。先生は真っ白な綿に黄色い液を付けて染み込ませた。真っ白なTシャツに油をたらすように。ちょんちょんと慣れた手つきで先生は私の傷のところを消毒してくれた。6年生なので染みるーと言わなかったけど、心の中では染みるーと叫びまくっていた。最後には、バンドエードを貼って小さな手術が終わった。
体育館に帰る途中、前歯あたりの器具が気持ち悪かった。触ってみると、なんと
「あっ!」
足の皮がからまっていた。なんと、残酷なのだろうか。やっとのことで、皮が器具から離れたころには体育館に戻っていた。その後も、体育は続けられたがびっくりするほど痛かった。〈体験実例〉
 この、けがが起こったときは余裕を持って後転が出来るようになったときだった。得意なことや余裕なことだからといって緊張感持たずにやるのは良くない。こういうことがけがにつながるのだと担任の先生がよく言う。もっと、難しい技だったらもっとひどい怪我になっていたかもしれないな。そう思うと良かったと思う。ものすごく、痛い思いをしたがこのおかげで気持ちを引き締めてやらなければならないと思った。まさに、『怪我の功名』〈ことわざ〉だ。人間は、だれでも得意なことがあれば緊張感を持たずにやってしまう。それが、悪いことにつながってしまうのだ。『石橋を叩いてわたる』〈ことわざ〉ことが大切なのだ。

   講評   mako


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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