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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然の奏でるハーモニー   たけんぼ

自然の奏でるハーモニー
           たけんぼ
「音楽は生き物」
作者はそう述べている。また詩や彫刻などの芸術も、詩人や彫刻家が作るのでなく、逆に生き物である詩や彫刻が、詩人や彫刻家との共同作業であるとし、自然と人為的なものとの違いについても述べている。
僕も音楽をやっていたから、このことがわかるかもしれない。いつでもどこでもやっていることや、聞くものすべてが、音楽になっている。そして音楽を聴いて、情景を浮かべると、色、何が飛んでいるか、朝、昼、夜、などいろいろな情景が浮かぶ。
 このごろでは、自然のものを使おうという働きかけが、出てきた。たとえば、シックハウス症候群も、その例の中の、ひとつだ。これは、塗料や塗装に含まれる化学物質が原因で起こる病気で、これに犯されると、一切、化学物質に触れられなくなってしまうのだ。こんな病気も人間が犯した過ちである。自然のものを使うと高いからといって、人為的なものを使っていたために起こった現象で、自然を甘く見すぎた結果だといえるだろう。
 音楽=自然。音楽は、自然に流れていき、自然はとてつもなくきれいな音楽を奏でる。このように音楽は何とでもつながっていくのではないのだろうか。
 そして、今は人工的【人為的】なものが、どんどん増えてきている。そのために、悲しみ、そして、泣く人がたくさん出てくるのではないか?
 そして最後に、自然は、人為的なものにされたりするために生まれてきたわけではない。自然には、ちゃんとしたリズムがあり、奏でる音楽がある。だから、人間は感動したりすることができる。このことに感謝し、自然を、人為的なものにしなければいいのだろう。
 今自然は、泣いています。木を伐採され、自然はきれいな、ハーモニーを奏でられなくなってしまっているのではないか。このまま放置しておくのも人間、復活させるのも人間である。
 将来の子供に、自然の奏でるハーモニーを聞かせてあげよう。

   講評   inoko

たけんぼ君、こんにちは。夏休みにある高原に出かけました。連なる山々、目にしみいるような木々の緑、そして吹き抜けるさわやかな風を久しぶりに味わって、大自然の素晴らしさと大きさをあらためて感じました。それと共に、普段のわたしたちの生活はなんて不自然なのだろうかということも痛感しました。たけんぼ君がこの長文を通じて考えたことを、これからの生活で実践してほしいと思っています。


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