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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初!沖縄旅行   うまり

私は夏休みに、初めて行った所がある。そこは、誰でも1度は行きたいと思う場所だ。日本で1番暑い場所と言われている「沖縄」だ。
私は行ったことは無いが、一応行ったとも言える。なぜかというと、私の家族は、5回も沖縄に行っている。その5回目に行った時、私は母のお腹の中に居た。そしてやっと今年の夏休み、私は正真正明沖縄へ行った。
そして、沖縄へ行った目的は、「ダイビングのライセンスを取るため」だ。まずダイビングとは、聞いたことがある人もいると思う。水中にもぐって泳ぐことだ。そしてライセンスというのは、ダイバー(ダイビングをする人)としての免許、証明書のことだ。つまり、普通ダイビングというものは、もちろん本物のダイバーと、ダイビングの練習をする。練習を充分してからライセンスを取るためのテストをする。そしてライセンスを取ったら、そのライセンスを持っている限り、一生ダイビングが出来るのだ。
これを聞いたら誰でもヤル気が出ると思う。私も最初はとってもヤル気であった。しかし突然、不安を感じた。海の中でちゃんと息が出来るだろうか。私はあまり泳ぎは得意ではない方だ。足ひれや、酸素ボンベなどがあるから大丈夫だと、何回も自分に言い聞かせた。それでもやはり心配だった。怖かった。
そして、沖縄に着き、これからお世話になるダイビングショップに着いた。まずはそこでダイビングについてのビデオを観た。真剣に、聞き逃さないように、注意して観た。ビデオを観た後、ダイビングについての注意や、ダイビングに使う器材などのことが載っている本を読んだ。しばらく読んだ後に早速、初のダイビングをすることになった。ウェットスーツという水着の上から着る、ダイビングをする時に、必ず着るスーツ。これを着て、15kgぐらいある器材を全て背負う。なかなか大変だったが、浅い所でも、海の中に入ると、とても軽くなった。そして少しだけ深い、足の届くぐらいの深さで、ある程度の練習を済ませ、2〜3mくらいの深さで潜った。沖縄の海は本当に綺麗で、水中もハッキリ見えた。小さい魚がたくさんいて、掴めそうなくらい近くまで魚が寄ってきた。
その日は初日だったので、それぐらいで終わった。ダイビング…楽しい!!!
そう、いつの間にかダイビングをやめたくない、という気持ちにまでなっていた。あんなに怖がっていたダイビングが、今では最高の気分だった。
それからまた1日ダイビングをやって、もう最高10mまで潜れるようになっていた。
ダイビングを始めて2日目に、ダイバーの人に、明日はついにテストだということを知らされた。私は、テストは今まで学んできたことを実際にやって復習するのかと思っていたが、このテストは、ペーパーテストだった。私はそのことを知って、絶望的になった。ペーパーテストは苦手だ。でもそのテストの答え方は全て4択問題らしい。それを聞いて少し安心した。それでも一生懸命勉強し、憶えてなるべく良い点数を取ろうと決心した。結構心配だった…。
その日の夜、ホテルの部屋で、ショップから借りた本を読んでいた。一つ一つ理解してから先へ進むというペースで、慌てず騒がず落ち着いて読んでいった。
とても眠たかった。その日寝たのは深夜の12時だった。
ついにテスト当日。その日の予定は、午前中にダイビングをし、午後にテスト。
ダイビングをしている時も、テストのことが気になって仕方が無かった。昨日の夜勉強したことを何回も頭の中で確認していた。
そしてついにテストの時。テストはホテルで行うらしいので、ホテルの部屋でダイバーの人が来るのを待った。その間もかかさず他の皆と確認しあっていた。
「ピンポーン」
ついに来てしまった。私は急いでドアの方へ走り、開けた。そこにはテスト用紙や、回答や、ファイルなどを持ったダイバーの人が立っていた。そしてテストについてなどの説明をした後、ついに始まった。落ち着いてよく考えればきっとできるはずだ!私は心の中で言い聞かせていた。
しばらくすると、まず1人終わった。そしてもう1人、また1人と…。
残るは私と母になった。しかも終わった3人は皆合格。とてつもなく不安になった。しばらくすると、私の母も終わった。ついに私が最後になってしまった。すると、後ろでなにやら盛り上がっている声が聞こえてきた。私は不思議に思い、耳を傾けてみた。そうしてわかったことは、まず母は不合格。そして変な答え方をしてしまって笑っているらしい。私はそんな盛り上がっている声を聞いて、少し安心した。そうだ…不合格になっても誰も責めたりなんかしない。それはそれで一生懸命やったなら不合格でもしょうがない。
私は最後の見直しをして、提出した。
結果は残念、不合格だった。でも自分なりに一生懸命やったと思う。それが自分が尽くしたベストだった。また再テストか…と思ったが、再テストは無く、間違えた所を復習し、理解したなら合格、というものだった。私も安心した。再テストをやって、また不合格だったらどうしようと思っていたからだ。それから間違えた所を見直し、理解してから、また提出して合格となった。その日の夜は、とても疲れていて、驚く程よく眠れた。
沖縄旅行最後の日は、買い物をたくさんして、おみやげを買って、夜の飛行機に乗って帰りました。最高の初!沖縄旅行でした。
ダイビングのライセンスは、そのうち家に届くそうです。

   講評   nato


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