対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   共同生活で見えてきた自分   うなろ

 黒いドアを開けると、ひやっとする冷気と共に、2列に並んでいるパソコンが目に飛び込んでくる。そして、そのパソコンと大量の本に埋もれるようにして多くの学生が机に向かっている。そのような中で我々は研究を行っている。(書き出しの工夫)
 この研究室での生活は今までの学校生活とは異なり、多くの勉強や研究を研究室の中で先輩や後輩と共同で行っているので、このような生活の中で自分自身の長所や短所に気付くことも多い。例えば、私は研究室に入って一年経った頃、後輩と共同で研究するようになった時に、勉強や研究について後輩に教えたりすることが好きで、あまり苦にならないことに気付いた。一方、長い期間研究を続けていく中で、研究に対しやる気のある時とない時の差が大きく、持続して研究を続けていくことが苦手であることも分かった。(体験)
 昨年の春に私と共に研究を行ってきた二名の後輩が修士過程を卒業した。修士過程の卒業の際に修士論文の提出が必要となるが、その論文の準備は非常に大変で、研究室総出の大仕事となる。そのため、論文を提出する本人はもちろん、上級生も下級生も手伝うのだが、私はその準備を頑張りすぎてしまい、後輩の論文提出日の次の日に高熱を出して倒れてしまった。論文を提出した本人は元気であるのにもかかわらず。まるで、二名の後輩の修士論文を私が書いたみたいだと、担当教官の先生に言われてしまった。
 その一方で自分の研究については、学会前など追い詰められた時には大幅に前進するのだが、夏休み明けなどはやる気が出ず1ヶ月近くも停滞してしまっていることがある。昨年の八月などは、気分転換に海外旅行に出かけたが、その後も旅行気分が抜けきらず、九月になるまで殆ど研究らしい研究はせずに、夏休みを満喫してしまった。学会のたびにこのような停滞期のあったことを後悔するのだが、毎回喉元を過ぎると熱さを忘れてしまうのである。(ことわざ)
 人間は誰しも自分自身の長所や短所を認識している。しかし、見方を変えると長所や短所とは各個人の特徴に過ぎない。私を例に取れば、短所である持続力のなさは、短期間での高い集中力へとつながるのである。人間とは各々異なっており、千差万別であるので、自分自身で短所と思っている特徴ももう一度見つめなおし、長所となっている側面を見つけ、その部分を含め自分の特徴を伸ばしていけると良いと思う。

   講評   nane

 書き出しの工夫は、最初は書きにくいと思いますが、意識的に書いていればすぐに慣れると思います。
 書き出しを工夫しておくと、結びを決めるときに、その書き出しを使えることが多いからね。
 研究室の仕事の中で自分の長所と短所を発見したというのはいい話。特に長所は、何か行動をする中でわかってくるものが多い。これからもいろいろなことに挑戦して、新しい長所を発見しよう。(^o^)丿
 自分の研究が遅れたというのもいいエピソード。ここで、ユーモア表現などを工夫してみよう。
 ことわざの引用は、これからことわざを加工して書く前段階の練習。逆のことわざを引用してもいい。
 結びの一般化はよく書けた。さすがに深く考えているね。
 次回は、感想文の練習。9.2週の長文を読んで、どういう方向で書くか考えておくといいですよ。
 読書、がんばってね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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