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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   情報と知識の違い   はるる

 情報は瞬間的であって反復されず、したがって人の内面的世界において蓄積されたり、累積的に進歩したりすることがない。これに対して、知識は反復され、記憶され、蓄積されていくものだ。情報は道具だ。しかし知識は道具以上のものだ。私は、情報を集めることだけを重要視するのではなく、知識を蓄積することに努力するべきだと思う。
 そのための第一の方法は、何事も実践してみることである。インターネットの普及によって、私たちは情報を引き出すことが容易になった。わからないことや知りたいことがあれば、すぐにインターネットにつないで検索してみればいい。実際、私もそうだ。けれども、知っただけでは現実に何も残らない。私は最近ウェブページを作りはじめた。今までインターネット上で色々と調べてはいたが、作成したことはなかった。そして実際にウェブページを作ってみてはじめてその仕組みがわかった。今はまだ上手く作れない。しかし、何回も挑戦していくうちに、きっともっとパソコンを使いこなせるようになると思う。(体験実例)もし私がずっと情報を集めるだけだったら、得られない知識を得ることができた。
 第二の方法は、知識を蓄積することの重要性を教育していくことである。現代では、パソコン教育が新しく必要なものだとされている。私の学校でもパソコンによる教育に力をいれている。けれども大切なのはパソコンの使い方を学ぶことだけではない。それによってなにを創造するかということである。そのことを、もっと子供たちに教えていかなければ、ただパソコンを使えることがすごいということになりかねなくなってしまう。パソコンだけではない。言語についてだって同じことがいえる。英語を勉強して英語についての情報を知っただけでは意味がないのだ。
 道具はあくまで道具なのであって、道具をそのまま置いておいたからといって、勝手になにかを作り出してくれるわけではない。その道具を活用するためには、さらなる道具ではなく、それを利用する知識が必要なのである。

   講評   sugi

 前半の読みにくい部分も、きちんと読みこなすことができたね。はるるさんの主張も分かりやすく、説得力があります。
 第一の方法は、目や耳から入った情報だけで分かったつもりになるのではなく、自分で体験することが大切だということだね。あまりにも情報が溢れていて、それを見聞きするだけで満足してしまいがちだけれど、自分で手や足を動かすことは大切。「実践してみる」あるいは「バーチャルではなく実体験を大切にする」ということかな。前に勉強した内容とも関連してきそうだ。ここで、いい実例を挙げることができたね。はるるさんのページ、完成したら遊びにいきますね。楽しみにしています。
 第三段落は、教育について、社会的な視点からの方法だね。「知識の蓄積」という言葉は、ここでは「考える力」のような意味で使われているので、それがはっきりするように言葉を補うといいと思います。

 お電話では「また来週」と言ってしまいましたが、15日は休み宿題でした。また力作を待っていますよ! この調子でね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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