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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   噴水のこと   あろら

  噴水は、飲めない水である。現在先進諸国の各都市では、経済活動から文化活動へいそしむべく、都市とその住民に方向転換を促しつつあり、都市の各所に「何の役にも立たないもの」を出現させることで、住民に文化的衝撃を与えることが、静かに流行しはじめている。「真剣に生活しているものの生活感覚を、さかなでするものであるからこそ噴水は噴水なのである」という、まさしく噴水の立脚点とでも言うべきものが、無視されている。(要約)
 僕はこの前こんなことを聞いたことがある。大阪の公園で朝、歩いていたら若い人達が少し小さめの声で「こんな噴水いいらないね」と言ってた。しかも「水の無駄だ」とも言っていた。しかし他の人はすがすがしく体操をしていたり、ジョギングをしている人もいるから、いろいろこのみがあるなあと思った。その若い人達が文句を言わせないようにするには何か工夫すれば良いなあと思った。
 僕は学校生活5年ぐらいでいろいろな先生に会ってきた。その中でもすんごく真面目の先生とすんごくおもしろい先生はおもしろい先生の方が好きだ。わけはずっと真面目だとつまんないからである。しかもあきてくるからである。いっぽうおもしろいほうではおもしろくされて、あんまりやる気がない人でもやる気が出てくるから僕は国語が苦手だけどおもしろくてついついやってしまったときもある。(体験)まるで花より団子と同じように・・・。ちょっと(笑)
 僕はこの長文を読んで、人間はいろいろな意見を持ち続けていること。

   講評   kamono

*志田直樹+hi+te+2003+09+2+kamono+arora+さ++ひ+と+
「噴水は、飲めない水」という文章は、なかなかむつかしく、これを読んでの感想文も、ちょっとむつかしいな、と思っていましたが、志田君は敢然と挑戦し、立派に感想文を書きました。何も役に立たないものを出現させることで、都市住民に衝撃を与えるという、この文章の中心も、ちゃんと要約の中にとらえる捉えることができています。大阪の公園でのこと、いらないという人たちと、周りですがすがしく体操をしたり、ジョギングをしたりしている人とを対比させ、人のいろいろな好みで、役に立つなあと思ったこと、ここがいいね。この文章をよく読んでいることがわかるよ。すごく真面目な先生と、おもしろい先生との対比も面白かった。おもしろいから、苦手な国語をついやってしまったという体験も、効果的だね。このあとに、「まるで花より団子」のことわざをもってきたね。ここで先生は、うーんとうなってしまった。ここで使えることわざかどうか、だね。使えるようでもあり、使えないようでもあり、志田君ももう一度、考えてみてくれるかい。もっとふさわしいことわざがあるかも、考えてみようね。来週の感想文も楽しみにしているよ。

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