対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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地球は1つの国! PINPA
世界中どこへ行っても日本人の旅行者たちは、身の回りに『日本』を持ち歩く。食べ物、飲み物、言語などだ。それに、かこまれていないとなかなか安心できないのだ。これを『文化的カプセル』と名付ける。
「ただいまー!」
おばあちゃんが旅行から帰ってきた。
おばあちゃんはしょっちゅう外国に旅行へ行っている。しかし、おばあちゃんはツアーで旅行に行くためにいつも日本の『文化的カプセル』に入って旅行へ行く。飛行機でも日本人のスチュワーデスさんで観光説明の人も日本人、写真に一緒に写っている人だって1枚もその国の人は写っていない。
だからといい、そのくにに行く前に国の基本的なあいさつだって勉強しない。まさに、『文化的カプセル』を持ち歩く日本人だ。
しかし、
「行ってきまーす!」
私は1人で飛行機に乗ってお父さんの待つアメリカに行った。アメリカに行くまではもちろんツアーなどではなく個人なので周りには頼れる人などいない。
飛行機の中でも、隣の人は外国人で私はあかの他人であるこの外国人の女の人に声をかけられた。私は、アメリカ生まれで4歳までアメリカにいたので英語は分かる。だから、少しだがたまにおしゃべりをした。
お父さんの家で泊まることもあったが小さい時の友達の家にホームステイもした。
1つの家は私と同じでお父さんもお母さんも日本人だがアメリカにずっと住んでいた家族の家だ。その家族の家は1つ年上のかっちゃん(ビクター)、1つ年下のさやか(メロディー)、私がアメリカにいたころはまだ赤ちゃんだったゆうきちゃんの3人の兄弟の家だ。その家族の家は日本語がしゃべれる日本人のお父さん・お母さんがいるから少しは安心だ。
でも、もう1つの家族の家は誰も日本語(日本人)をしゃべれる人がいません。お父さん、お母さんも外国人。1つ年上のダニー、2つ年下のドミニクだ。この、家でホームステイは少しきつかった。
しかし、最後に日にはかっちゃんやさやかやゆうきちゃんも来てみんなでダニーとドミニクの家で大パーティー!つらいこともあったけど、このように最後にはその国の人たちと仲良くなれてとってもよかったし、楽しかった。
でも、『文化的カプセル』をはらずにがんばったホームステイは一生のいい思い出になっただろう。
私は、『文化的カプセル』はあまり人にとっていいものとは思えない。なぜなら、日本人のように皮膜が強過ぎたら私のおばあちゃんのようにその国との交流が少しもなくなってしまう。せっかく、その国にきたのだから観光地を見るのもいいが人の交流まさに国と国との『文化的交流』が今地球の人間には大事だと思う。なぜなら、今世界では戦争や国同士の争いがある。交流によりその国のいいところを見つけ地球が1つの国のようになることが大事だと思う。
講評 mako
いつもながら最後のまとめがいいですね。本当にそのとおりだと思います。それぞれの国にある独自の文化を大切にするのはいいことだと思いますが、そのことによってほかの国の文化を否定したり認めないというのではおかしいですね。日本人の『文化的カプセル』は、恥ずかしくて外の文化に飛び込んでいくちょっとした勇気が持てないあらわれなのかもしれません。それが結果的に他の文化を知ろうとする姿勢を奪っているのだとすれば、やっぱり少し反省しなければいけないところもありそうです。PINPAちゃんもホームステイで少し大変な思いをしたのでよくわかると思いますが、自分たちと習慣や言葉、その他文化が違う人たちと共に生きていくことは、言葉でいうほど簡単なことではありませんね。でも、ここであきらめて何もしないで閉じこもってしまったら地球はいつまでたっても一つになりません。金子みすずの詩のように『みんな違ってみんないい。』そんな世界を目指したいですね(^o^)丿
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