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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化の発展   フィン

 花見とならんで、月見と雪見この三つが日本人の自然観賞の基本になっているが、月・雪・花、そのいずれもがうつろいやすいものという共通点がある。そして、日本では、言葉でなく、物理的対象物をともに見ることで、社交が成り立つ。おしゃべり一本だと、話題がとぎれたときに、白々しい感じが残る。共通の「見る対象物」を一つおいておけば、そういう緊張感はなくなる。(要約)
 僕は国々の体型、スポーツなどの違いは文化が違うからだと思う。体型にしても人種の違いはあるものの、国々の気候の違いがあるし、スポーツにしても格闘技が多い国もあればボールをよく使うところもある。ボールを使うにしても外国との交流でボールが入ってきて、それを使ってスポーツを作ったものもあるだろう。これは文化があってできる。そして「おしゃべり」のしかたにもこのことが言えるのではないだろうか。昔、日本では上下関係がすごく、身分が低い人が高い人にたてつくなどありえない、というような社会だった。しかしヨーロッパなどでは身分差はあったものの、自分の意見を主張するという強気な態度をとったりもした。これは文化であるとしか思えない。日本人は花見や月見、雪見などを通して話したり見たりという感じで、外国人の中には食事、お茶でもしながら話に没頭して2時間を費やす人もいるという。つまり、日本人はあまりおしゃべりが得意ではないため花見などの文化が生まれ、外国人はおしゃべりが得意ということだ。
 人間はいろいろな文化を創り上げてきた。(人間)そしてその文化がまた新しい文化を創っていく。この文化の発展は秋の日の釣瓶落とし(ことわざ)というように急速に創られていくだろう。

   講評   sato

国による体型の違い、面白いところに着目しましたね。逆に「あの人は、日本人離れした体格」といった表現をよく使いますから、私たちは日本人にひとつの基準というかイメージをみずからもっているとも言えます。それは、文化の違いによるもの、という高橋君の主張ですが、食文化だけを考えても納得できますね。スポーツももちろん文化の上に成り立っていると思います。おしゃべりにも、はっきり文化の違いが出ていると思います。高橋君の指摘しているように、日本人は場とかイベントが必要なんですね。確かに、会話だけで場をもたせるのは難しいけれど。不得意だったから花見などの文化が生まれたのか、その逆なのかははっきりしないとしても、いまだに健在で毎年盛り上がるところをみると、文化の発達には関係していると思います。結論で言っているように、新しい文化がどんどんできていくわけで、日本の文化の変化にともなって日本人も議論好き・おしゃべりが得意になっていくかもしれませんね。


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