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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   気づけ苦しみに   魑魅魍魎

 現代社会において自然環境問題とは深刻な問題の一つだ。例えばオゾン層破壊。人間の作り出した車というものから大量発生させられる二酸化炭素という空気のせいで紫外線を通しやすくしてしまっている。人間は自分で自分の首をしめているということをしているのだ。そういう状態になって初めて環境問題に取り上げ対処法を考えている。これはこの先にも同じような問題が起こりうると予想される。
 私が思うにまずこれから人類がしなければならないことは、本当の自然を大切にするということだ(対策)例えば、現在我々の食べている食料はどれもこれも品種改良された物ばかりである。しかしこれはすべてにおいて天然のものであるといえない。なにかしら加工されたものが空腹を満たしてくれるのだ。さらにいえば栽培されたものとはそれだけで天然の作物ではないといえる。確かに味などはおいしくなるがそれでは自然を支配しているとしかいえない。
 第二の対策として、自然の支配を考えるのではなく「共存」というものをテーマに生きて行くことが必要だ。つい最近までの人間は絶対に自然<人間という考えできたため森林伐採を防ごうなどと言っている。これは都合がよすぎるというものだ。人間第一という考え方を捨てるべきだ。上記で言っているように気づいてから何かをしようというのではなくこれをしたらこうなってしまうのではないだろうか?と次のことを考えるべきだ。例えば人間はどこにでも高層ビルや住居のための家を作ってしまうが、その中にはもはや使用されていないものもある。これは無駄なものといえよう。これを動物の立場から考えてみればたまったものではない。人間に命を管理されているようなものだ。獣だって家を作るし道だって作る。これは当たり前のことなのにそんなことも考えてやれないということを深く反省するべきだ。
 確かに人間の文化を尊重し更なる発展を目指すことは大切ではあるけれど、自然の克服を考えていては駄目だ。また逆に自然保護を尊重しすぎて科学の発展をおろそかにするというのも駄目である。自然災害には人間はかなわない。これは絶対的だ。地震が来ることは分かっても防ぐことが出来ない。よってその後の対策を考えて行く必要がある。病気になった時に初めて健康の状態がどれほどいいか分かるのと同じで自分の首をしめて初めて苦しいと思ってやめるようでは駄目だ。

   講評   jun

 環境問題について、独自の視点から考えることができたね。環境問題を解決するための対策として、本当の自然を大切にすること、そして、自然を支配するのではなく自然と共存することを挙げてくれましたが、結局のところ、人間中心に考えてはいけないということですね。自然を破壊するのはもちろん良くないことですが、自分たちの都合に合わせてむやみに自然を保護することにも問題がありそうですね。
 表現項目にも◎はついていますが、「……はAではなくBである。」という形の自作名言は結びに入れてみましょう。たとえば「人間は自然の上に存在するものではなく、自然の中に存在するものである。」なんてどうかな?

▲簡潔でわかりやすい表現を心がけよう。
「大量発生させられる」→「大量発生する」
「人間は自分で自分の首をしめているということをしているのだ。」→「人間は自分で自分の首をしめているのだ。」
                               

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