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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   高齢化社会   かな

 まず、高齢化現象というのは日本社会が成し遂げた素晴らしい大成果だということを強調したい。寿命が世界一、乳幼児死亡率が非常に低い、お年寄りがたくさんいて飢えもせずに生活できるということは文句なしに日本の経済、社会が成し遂げた大成果だ。いうまでもなく、寿命が大きく延びたことは生活水準の向上を物語っている。一般的な健康水準が上がったのはもちろん、高度な医療に資源を注ぎ込むことができるようになった。これは、経済成長があったからにほかならない。このように高齢化そのものは日本が世界に無条件で誇れる成果だということを忘れてはいけない。
 最近、「高齢化社会」という言葉が頻繁にでてくる。そして多くの人はその言葉にマイナスのイメージしかないと思う。しかし、上の文にも書いてあるように、高齢化社会は日本の誇れる長所なのだ。だが、こう言っても「高齢化社会」の抱えるマイナスのイメージは、なかなか無くならないと思う。では、高齢化社会をプラスに考えていくにはどうしたらいいのだろうか?その方法は二つある。一つは先に述べてるが、「高齢化社会」にプラスのイメージを見出すことだ。基本的に誰だって長生きはしたい。これはまさしく高齢化社会になってかなったものだ。それに、今の人は老人が増えたから年金もどんどん増えていくと考えてるが、昔、汗水たらして働いて今の資本の基盤を作ったのは老人なのだ。だから、高齢化社会は一概にマイナスなものとはいえない。
 第二の方法は、高齢者でも貢献できる社会をつくることだ。定年を過ぎた老人でもまだ働ける、という人はたくさんいる。それに、年をとったら年をとったで新しい世界が見えてきて、年寄りにしかできない仕事が見つかるかもしれない。もしくは、今の仕事を高齢者でもできるものに改良するという方法もある。例えば、階段しかない建物にエレベーターをつけたり、荷物運びなどにはリヤカーを使ったりなどだ。それは、今の社会の仕組みを低下させるかもしれないが、その分だけ高齢者が社会に貢献しやすくなるのだったらいいことではないか。
確かに高齢化社会の暗い面も見なければいけない。例えば、何だかんだ言っても高齢化社会は無くなりそうに無いし、これからは老人になったのをいいことに何もせずダラダラと日々をすごす人が増えていくかもしれない。しかし、いや、だからこそ、高齢者がこれからどうしていくかが、今後の日本の行く末を決めていると言っても過言ではない。高齢化社会とは「年寄りが増えただけの社会」ではなく「年寄りが活躍する」社会である。

   講評   jun


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