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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   スポーツ   シュシュ

「よぉーい、バンッ!!」
スタートの合図のピストル音がひびき、私のでる二人三脚リレーがはじまった。私たちは3番目に走るのでまだ少し余裕があったし、直前まで練習をしていたのであまり緊張はしなかった。それでも前で走っている友達を応援していると手に汗にぎる思いだ。あっというまに私たちのところにバトンはまわってきて練習通り「1.2.1.2!」と掛け声をかけながらコースを走る。走り終わるまではすごくドキドキしていて、次の人にバトンを渡してやっとほっとすることができた。アンカーがはしりおわり結果は結局二位だった。学年対抗で中高別だったので、普通に考えれば中2の私たちは2位なのだが、「中3を負かそう!!」とみんなで意気込んでいたいたためこの結果はすごく悔しかった。このようにどんなスポーツにも勝敗という結果がある。
 たしかに、勝つことにこだわることは大切だ。それは、勝敗を気にすることによって、自分がもっと強くなることができるからだ。昔話に「桃太郎」という話がある。これは誰もが知っていると思うが桃から生まれた桃太郎が犬や雉や猿をおともに悪い鬼退治にでかける話だ。もしも、桃太郎たちが勝つことにこだわらず適当に鬼の相手をしていたら負けていたかもしれないし、怖がって鬼から逃げて鬼を退治することができなかったかもしれない。桃太郎は勝つことを目的として本気で戦っていたので、あの話のように鬼に勝つことが出来たのだと思う。
 しかし、スポーツはみんなで楽しみながらやるという目的もある。それは、楽しむことによって友達と前以上になかよくなるためや、思い出などをつくるためだと思う。競技で負けそうになったときや負けたときでも、最後まで応援もして「○○のせいで負けたー」なんていわなければ、そのときのことは良い思い出として心に残るはずだ。今日の運動会も、結果は全学年で5位だったが、それでも全員で頑張ったという実感があったので最後に勝った学年を逆恨みするなんてことはなかった。
 勝敗にこだわることも楽しむこともどちらも大切なことだが、本当のスポーツの目的は自分自身がいろいろな面で成長することだ。確かに、実際にスポーツをしているときにはあまり自分がどう成長しているかなんて考えないで熱中しているが、スポーツの技術的なことだけでなく、心の豊かさなど自分にいろいろと役立っていると思う。「人間というものは、結果から事のよしあしを判断する。」という名言のようにただでさえ結果だけを見て良かった悪かったと単純に思いがちなのだから、スポーツに対して判断するのは少し考えてからのほうがよいと思った。

   講評   jun


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