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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「知恵」や「知識」よりも大切なこと   うせゆ

何でもよく知っていて、次から次へと、どんな問題についても、よく話をする人がいる。話のある部分について、疑問点を確かめたいと思って詳しく聞くと、はっきりした「知識」を持っているわけではないから答えられない。忠実なのはいいが、目の前の現実を見て考える、という自分の能力と自由とを忘れているとしか思えないことがある。子どもは自分の頭で考えたり、感じたりしながら、長い長い距離を歩き、それによって自分らしい成長をとげるのである。先生が教室の中で話したことの中で子どもが成人した後もいつまでも覚えているのは、たいてい「知恵」のことばである。
 「知識」より、自分の持つ「知恵」の方が大切だ。(意見)「きつねとブドウ」という昔話がある。そのなかで、主人公のきつねは、のどが渇いたので木になっているぶどうを見つける。そして、それを採るために、飛んだり跳ねたり、石を積み上げて台をつくったり、手をのばしたりしてみるが、どうやっても採れないのでついにあきらめてしまう。その時も、もう少し知恵があればブドウを採ることも出来たと思う。このように、知恵がなければ出来ないことが世の中にはたくさんあると思う。
 しかし、反対に「知識」も必要だ。例えば、学校の中間テストや期末テストのとき「知識」だけがあっても、漢字の読み書きや、英単語の書きのような「知識」がなければ書けないという問題がある。そういうときに「知識」がなく「知識」があっても、どうにもならない。(体験)そうなると「知恵」は「情報」や「知識」がなければ何の役にも立たないことになる。このように「知恵」の土台になる「情報」や「知識」も必要だ。
 確かに「知恵」を付けることも、「情報」に詳しくなったり「知識」を付けることのそれぞれに良い点がある。しかし、「失敗は、捨てる物でもなく、忘れる物でもなく、自分を強くするアイテムにしてほしい」という名言があるように、「きつねとブドウ」の昔話のようにならないで、何度失敗したりしても、最後まであきらめずに、目標を最後まで追い続ける一生懸命な心が、一番大切だ。

   講評   jun


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