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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   兄とのそうぜつな戦い   ブラックベーダ

 「あーもうやだ」
と、私は毎日兄に怒っています。原因は、兄のちょっとしたいやみや、悪口です。もし兄が仲のいい友達だったらゆるしていた、けど、兄弟だと、なんとなくむかつく。多分それは、いつも近くにいるからだと思います。前に私の友達に、
「兄弟って、うらやましいな。」
と、いわれたことがあります。私は、そのように言われたらいつも、
「そうかなー。」
と言い返します。
 今まで兄とケンカしたなかで一番ひどかったのは、私がトイレに入っていたら、トイレのドアのわずかなすき間からのぞいてきて、
「あ、おわったね」
と、いってきて、トイレが終わったら、私はおもいっきりたたいたりしました。
 よく、兄とケンカする原因のほとんどは、兄が変なことをしてくる事が原因です。私もたまにします。けれど、兄の方がひどいです。そういう事を母にゆうと、母は、
「またつまらないことでケンカして」
と、私も兄もおこられます。私がぜんぜん悪くないのに、怒られたりもします。
でも、兄がいないとき少しだけつまらないです。それは、遊ぶ相手がいないからです。たとえば、サッカーボールを一人で蹴ってもつまらないし、カードゲームを一人ではできないからです。まるで一人っ子みたいです。けれどいいこともあります。それは、いろいろなことにじゃまされなくていいからです。
 私は兄のことが嫌いではありません。かといっても好きでもありません。まあまあです。理由は、ちょっと嫌な所もありますが、兄がいないと家族に穴が空いたよです。(情景の結び)

   講評   nara

 お兄ちゃんとは年齢が近い、しかし、上は上・下は下ということで、余計にぶつかることが多いのかもね。書いてあるように、いつも近くにいるからこそ、こういうケンカをしてしまうのだろうなぁ。
 暴力をふるったり無理な命令したり、というのではなく、どちらかというとちょっかいを出したりからかったりするというのが、お兄ちゃん流なのね。何だかおもしろがっているようだけれど、やられる方は大変だ。おまけに、お母さんに怒られるのは両方なのだから、「何で?」と思ってしまうね。
 それでも、いないと何となく寂しい。これも兄弟ならではの思いだ。前半にケンカの話・後半に「いないとつまらない」という話にしたのは、いい組み立てだな。読んでいて、ほっとするよ。情景の結びもうまい。たまたまお兄さんがいなかったときだから、実感がこもっているのだろうね。
 母にゆうと → 母に言うと(いうと)
 「今まで兄とケンカしたなかで……」という文はずいぶん長くなったね。そのため、「一番ひどかったのは」という書き出しと「たたいたりしました。」という文末が合っていないよ。
 ◎今まで兄とケンカしたなかで一番ひどかったのは、私がトイレに入っていたら、トイレのドアのわずかなすき間からのぞいてきたことです。「あ、おわったね。」と、兄がいったので、トイレが終わったら、私はおもいっきりたたいたりしました。
とするとすっきりしそう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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