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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちが日常   あしも

私たちが日常
 私たちが日常、ことばを使っているときは、普通表される内容がまずあって、それを盛って運ぶ手段としてことばがあるというふうに考えています。しかし、ことばというのはあるようでないようなもの、存在しながら、存在していないような、何か透明になってしまっているような感じがするのではないでしょうか。二つのことばの違いかた———経験が先行してそれをことばで表すことと、ことばが新しい経験を生み出すこと———これは「伝達」と「創造」ということでとらえることもできますし、あるいはことばの「実用的」な働きと、ことばの「美的」な働きと言われることもあります。普通の人が、日常的な経験を日常的なことばで表現して満足しているのに対して、「詩人」と呼ばれるような人たちは、日常的な経験を超える経験をもつでしょう。そして、それを表そうとすると、もはや日常のことばの使い方では不十分なはずです。そこで、どうしても、日常のことばの枠を超えるということが必要になってくるのです。(要約)
 ことばを詩的な使い方をすると、人は印象に残りやすくなると思う。私はこの長文を読んで、「かっぱ」の詩の歌を小さい時にテレビで見たことを思い出した。そんなこと本当にすっかり忘れていたのに、「かっぱ」の詩を読んだとたん、そのテレビのことをふと思い出したのだった。何年も前のことなのに頭の片隅に今でも残っているなんて、ことばの力はすごい、と思う。(複数の理由1)
 中学校の国語の教科書に川崎洋さんの書いた「ウソ」という詩が載っている。(長文実例)私が「おもしろいな。」と思うフレーズは———冗談のようなホントがあり 涙ながらのウソがあって なにがホントで どれがウソやら———という部分だ。とてもややこしいのだが、納得できるような気もしないでもない。(複数の理由2)
 ことばというものは、本来こんな言葉遊びに使うべきものではないのだ。(反対意見への理解)しかし、こんなふうに使って楽しんでもいいと思う。

   講評   yuri

◆こんにちは。寒くなってきましたね。先週、息子の小学校に近くの高校の吹奏楽部が演奏に来てくれました。アニメの歌や『六甲おろし』など親しみのある曲を親子で聞くことができ、とても楽しかったです。見ているときに「お母さんが、作文の電話をしている友葵ちゃんも吹奏楽やってるんよ」と子どもに話していました(^0^)。

今回の長文は「詩的なことば」について書かれていましたね。「日常的なことば」と比較した部分を(要約)でたくさん抜き出せているので、最後の段落でもその比較をもう少しするとよかったと思います。ことばが本来持っている意味を間違って使ったり、不的確な使い方をすると日常の「伝達手段」としては差しさわりがある、というような内容を(反対意見への理解)とする。そして、でもことばからイメージを広げ、おもしろい使い方をすることでことばの印象を強くするのは楽しいことだ、というふうに最初の意見と合わせるといいんじゃないかな?
「ウソ」という詩を見つけてきたのはえらかったね! 探すのが大変だったんじゃない? 「ウソはいけないもの」という決まったイメージをくずす力をもっているよね。

★作文のテスト(12.1週)が近づいてきました。今回は目標字数が1000字(!)なので、たくさん書く練習をしておこう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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