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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間にとって管理とは   いわさ

 フィンランドの保健担当機関がある調査を実施したという話を読んだ。四十歳から四十五歳までの人々を六百人選んで、Aグループとした。この人たちには、健康調査などを受けてもらう。そして、個人の管理で健康を維持することを強要する。一方の同条件のBグループには、なにも手をかけないとする。そして十五年間研究を続けると、はっきりした違いが現れた。一方のグループでは、病気になった人の数が少なかった。それが健康管理の対象とならなかったBグループだったのである。過保護にし過ぎることは、人にとって良くないことだ。
 確かに、保護や管理が必要なこともある。有名な昔話の桃太郎は、おじいさん、おばあさんに優しい愛情を注いでもらったからこそ、鬼が島に行っても、返り討ちを喰らわなかったのである。それに僕は、親は子供を保護するためにいるのだと思う。もし、子供だけでいたら出来ことが、多すぎて社会に適応できないと思う。子供を保護・管理して、物事がわかるまで教育するのは親の一番重要な役割である。
 しかし、過保護や行き過ぎた管理はいけないことだ。僕は塾に行くとき、母親の車で学校までわざわざ迎えにきてもらっていた。そのせいかどうかは不明だが、中学に入った時にはすぐに息が上がってしまい、自分の体力の無さに、驚いてしまった。けれども、もう二年もほぼ休まず学校に行き、毎日早起きし、電車に間に合わせるために走っていると、いつのまにか体力がついていて、肺活量が去年より驚くほど大きくなっていた。
 保護や管理はそれ自体がいいのでも悪いのでもない。大切なことは、それらが人間の成長に応じて適切になされることだ。保護や管理はただの方法で、人間の成長が目的だということを考えておくべきである。『「大切なのは健康らしい外見ではなく健康自身である」という名言がある。そのように管理や保護よりも、体の中身の健康が一番大切だ。

   講評   jun


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