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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   さりげない一言   ウルフ

 考えてみると、私たちがことばを用いるとき、別に何かを伝えたり、特にあることについて語るというわけでもなく、ただことばを発することそれ自体に、主たる狙いのある場合がある。
そんなとき、思いがけなく相手が一言「今晩は」とか「いい天気ですね」などと声を掛けてくれると、急に気が楽になって思わず弾んだ声であいさつを返して行き過ぎる、といった経験をもつ人は多いと思う。
 このように人は他人に出会うと、必ず心の中に警戒、不安、恐れなどの気持ちが、多少なりとも生まれるもので、都会の人混みに慣れきっている現代人は、このことをあまり意識する機会がないが、いま述べたような状況の下ではその気持ちが表面化してくるのだ。交話機能とはこのように、人々が本格的な対話関係に入るためのいわば地均し、心の波長(ダイヤル)合わせを行うものであり、対話者どうしの一体感や帰属意識を高める潤滑油としての働きなのである。
 僕は、確かに言葉には潤滑油としての役割があり、それを生かしていくことが必要だ。僕も、朝学校に行くときに近所の人にあいさつをする。すると、その人に自然に親しみを感じてくる。
 僕が、小学校のとき野球でオール港南というチームからチームで三人来てくれないかと誘いが監督のところにきた。その話を僕と友達二人にして友達が行くと言っていたので僕も挑戦してみたくて行く事になったが不安があった。それは知らない人たちが集まり一緒に野球をすることだ。以前まで敵として戦ってきた人々と。。。
練習が始まったものの知り合いがあまりいないためにかなりの緊張がはしった。チームの人は、僕に親切に今日の練習メニューを教えてくれたなで気持ちが楽になりその中に入りやすくなった。僕は初めて入ってきた人にあいさつをしたらその人はよく喋るようになり楽しくなった。さり気無い一言で人は少し和めるのだ。
 このように、言葉には、潤滑油としての働きと内容を伝える働きの両方がある。しかし、大事なことはその二つの働きが対立しているのではなく、お互いに助け合っているということである。価値ある中身を伝えるために、潤滑油を工夫するということを忘れないようにしたいです。

   講評   jun

 ウルフ君、がんばるね。また大作の完成です。短い時間でよくがんばったね。絵まで貼り付ける余裕があるとはすごい。(その分少し字数もプラスされています。(笑))
 要約は、全体のバランスから考えるとやや長いものの、ポイントをつかんで長文中から文を抜き出すことができています。要約は、改行せずに一つの段落にまとめましょう。
 潤滑油としての言葉の役割の大切さについては、体験実例を挙げながら説得力のある意見が書けています。この後に、言葉のもう一つの役割(内容を伝えるという役割)の大切さについても同じように書けるとよかったよ。
 結びの総合化はうまくまとめました。次回は名言の引用もしてみてね。最後の一文だけ敬体になってしまっているので、常体に直しましょう。
                                

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