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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古典と流行りのもの   うせゆ

 古典とは決して「古いもの」という意味ではない。永遠に新しいものを古典という。人間とは矛盾した感性を抱き合わせに持っている複雑な生きものなので、一人の人間でも、ああも感じたり、こうも感じたり、破滅を夢みたり、聖なる秩序に情熱を傾けたりする。古典とはその最も人間的なものを、その時代の具体的な素材を用いて抽象の中に表現し得ているものである。古典に現代の生活では日常的でない素材が用いてあると、不思議なことなのだが、抽象の骨組がかえってはっきりと見えてくることがある。そして、それが、現在の日常性の中で混乱している思考をしゃっきりとさせてくれることがあるものだ。
 古典を楽しんだりすることは、良いことだと思う。(意見)古典が色々な世代の人々に好まれてきたのは、たくさんの魅力があるからである。私が国語で使っている教科書には、たくさんの古典がのっている。そして、その古典を使って私たちは勉強している。また、私のお母さんやお父さんが学生だった頃も、古典は必ず教科書にのっていて、勉強したそうだ。(体験)このように、古典はいつの時代の教科書にものっていて、誰もが必ず勉強するものなのだ。しかし、このように誰でも必ず勉強する古典には、それだけの魅力があるからだ。ただ単に「おもしろいから。」などという理由で教科書にのっているのではないと思う。
 しかし、古典などの古いものとは反対に、流行のものも大切だ。流行るということは、それだけたくさんの人々を、ひきつける魅力があると思う。「ロバと荷物」という昔話に出てくるロバは、塩を運びながら川を渡るときに、すべって塩を川の中へ落としてしまう。川へ落ちた塩は溶けてしまうが、ロバは塩が美味しいことを知る。そこで、次に川を渡るときに、今度はわざと荷物を落とす。しかし、荷物に入っていたのは塩ではなく、海綿だったので、川の中へ落とされた海綿は水を吸って、重くなってしまう。(昔話)このように、前と同じやり方で同じことをして、失敗することもあると思う。
 確かに、古典のような古いものにも、流行りのものにも、それぞれに良さがある。(総合化)しかし、一番大切なのは「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言があるように、自分が一番好きになれるものを見つけていくことだ。

   講評   jun


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