対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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読書は必要 うさぴょん
「こんなことはできないなあ。」
本を読むことでこの思いは解決される。いくら自分自身ががんばっても、経験することができない体験ができるからである。また、こんな時に直面したらどうすればいいかなどが分かる。
本があったらどんなことができるだろう。偉人の伝説を読めば、その人がどんなことをして、どんな苦労があったかなどが分かる。そこから、自分が将来、何になりたいという夢も決まるかもしれない。いじめなどの実話を読めば、どうしていじめられたのかなどが分かるかもしれない。誤解も解けるかもしれない。SFなどの物語を読めば、本の中で主人公となって、動物とおしゃべりをしたり、タイムスリップができたりする。図鑑を読めば、この花はどんな名前かとかいつ頃咲くのかというのが分かる。辞典を読めば、分からない言葉や知らない言葉の意味が分かる。つまり、本があれば、職業選択やタイムスリップができるのだ。まるでシミュレーションゲームをしているようだ。
このようにいろいろな種類の本を読んでいれば、何度も読み返したくなる本が見つかるかもしれない。しかし、それはなかなかないことだと母に聞いた。母にそのような本があるかとたずねてみると、
「ないのよねー。」
とため息まじりに言った。
もし、本がなかったらどうなるだろう。職業選択やタイムスリップができなくなる。偉人はどのように生まれたのかなどが分からなくなる。おもしろい冒険・探検ができなくなってしまう。それだけではない。作家の人は失業してしまう。なによりも、私の楽しみがへってしまう。きっと、いろいろな人々がこまり、悲しむにちがいないと私は考えた。
本の中では、何でもできることが分かった。また、何度も何度も読みたくなるような本には、なかなかめぐりあえないことが分かった。
体験できないことが経験できる読書はひつようだから、もっと読書をしようと頑張っている自分が見えた。
講評 nara
図鑑や辞典という新たな具体例も付け加えて、書物のおもしろさがより幅広く説明できた。今月も感想文にしっかり取り組めて、内容も深まってきたね。
次回は進級テスト。うさぴょんさんは、ケアレスミスにだけ注意しておけば、内容としては心配ないと思うよ。題材探しをしておこうね。
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