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　　　ラ・カンパネラをひきたい！　　　デイジー

　わたしは11月（いつ）にピアニストのフジ子ヘミング（名前）のテレビを見ました。さいしょフジ子のおかあさんは、自分の子どものことを愛していないのかなと思いました。でもちょっと見てみると、愛しているからこそきびしくしていることに気がつきました。わたしは、
（でもちょっときびしすぎ。）
と思いました。そして、と中ふとわたしのお母さんを見るとないていました。フジ子さんが飛行機にのって家族とわかれるところでした。そのあと病気になったり耳がきこえなくなったりいろいろあり、くるしみながら生きていました。でもあんなにすてきなピアニストになってすごいなと思いました。ドラマのさい後に本物のフジ子さんが「ラ・カンパネラ」という曲をひきました。わたしはとてもかんどうしました。
　わたしはフジ子さんのドラマを見て何日かたってイトーヨーカドー（どこ）のレコード屋さんによりました。みるとフジ子さんのCDがたくさんがうっていました。おかあさんが、
「このCDどう？」
と聞きました。わたしは、
「いいよ。」
と言いました。おかあさんが、
「いっぱいあるからまよっちゃうね。」
とこまった顔で言いました。わたしが、
「ラ・カンパネラが入っているのがいいな。」
と言うとお母さんが、
「じゃあこれにしよう。」
と一番たくさん曲がはいっているのに決めました。ぜんぶで16曲（数字）です。わたしはうれしくてたまらなくなりました。家に帰ってすぐ音楽を聞きました。一番目のラ・カンパネラきいたとき♪まるでほんとうの鐘の音のようでした。わたしは、
「はっぴょう会でこの曲ひきたい！」
と言いました。おかあさんが、
「これはちょっとむりじゃないの？」
とわらいながら言いました。わたしはなんども同じ曲を聞きました。
　一番好きな曲はラ・カンパネラです。なぜかというとながれるような曲だからです。わたしもフジ子・ヘミングくらいじょうずなピアニストになりたいです。

　　　講評　　　nara

　フジ子・ヘミングは、今、日本で一番コンサートチケットが手に入りにくいと言われている。それだけ人気があるのだね。先生も、あのドラマを見たよ。ところどころに流れるピアノの曲がとてもすてきだったね。デイジーさんは子どものころのフジ子さんと自分をかさねて、ドラマを見ていたのだね。レッスンできびしくおこられることもあるのかな。お母さんは、もしかしたら、フジ子さんの気持ちになったり、ふじ子さんの母おやの気持ちになったりしながら、見ていたのかもしれないなぁ。
　フジ子さんのＣＤを買ってもらえてよかったね。どれにしようかまようくらいに、たくさんのＣＤがあったのかぁ。お気に入りのＣＤができたのね。曲を聞いているときの、デイジーさんとお母さんの会話が楽しい。お母さんは「まだ」むりだと思っているかもしれないけれど、いつかきっとひけるようになるよね。そのためには、デイジーさんが、「ピアノが大好き。この曲をいつかひきたい！」という思いをずっと持ちつづけていくことが大切だ。
どうして、フジ子さんはあんなにすてきにひけるのだろう？　「たぶん……だからだと思います。」というように、デイジーさんの考えをつけくわえてもよかったね。
　キーワードもしっかり入れられたし、字数も目ひょうを大きくこえて書けたね。作文テストはバッチリ合かく！　がんばったね。