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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   死を意識していく事   うくほ

人は二足歩行で手を解放し、その手に道具を扱う役割を持たせ、それ を発達した大脳で制御するという方法によって、急速に強い優勢な動物になった。強くなったために狩る立場に立つことはあっても狩られる側にまわることはほとんどなくなった。そして、最近では事故や病気で死ぬことさえ最小限に抑えられ、現にわが国などは、平均寿命において世界一の数字を誇っている。(要約)私は、人間は、野生動物のように、死を意識して生きていく事は大切だと思う。
第一の理由は、死のような締め切りがあるからこそ、物事に一生懸命に取り組むことができるからだ。例えば、勉強は、テストと言う締め切りがあるからこそ、集中して出来るものだ。普段勉強していても、「次の中間試験(期末試験)は、点数が悪くならないようにがんばろう。」と思う。それでやる気が出て、勉強に取り組める。他にも、私の学校では英語の小テストがほとんど毎日ある。ごく普通のテストだ。でも、小テストとなると、定期試験みたいな大きいものではないから、答え合わせは、私の学校の場合、いつもとなりの席の人と答案を交換して、答えあわせをするのだ。それが「いつも」だから、こうなることはわかっているということだ。そこで、何故かとなりの人と点数を競い合いたいと思ってしまうのだ。自分のテストが帰ってきた時、相手の点数も分かっているから、そういうことになってしまう。つまり、自分の答案が帰ってきた時、「あ、一点勝った〜。」とか、逆に、「あ〜。一点負けた。」とか言い合う。こういう風にするのも、なかなかおもしろい。それで、自分が負けたとすると、「次は負けないぞ。」って気持ちがあって、少し勉強する気になる。逆に自分が勝ったとしたら、「この調子で頑張ろう。」って思って、また勉強する気になるのだ。(体験)
第二の理由は、死のような締め切りを自覚しないと計画性のない人生を送ってしまうからだ。例えば、データに、平均寿命の国際比較というものがあった。第一位は日本で、男性は77.01歳、女性は83.59歳。第二位はイスラエルで、男性は75.33歳、女性は79.10歳。第三位は中国で、男性は66.70歳、女性は70.45歳だ。でも、このような寿命があると、それに合わせて、老後などの計画が立てられる。
確かに、死を克服しようとして、人間の文化が発達してきた。でも、「限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である。」という名言もあるように、死という締め切りがあって、それを意識するからこそ、有意義な人生を送れるのだと思う。

   講評   kira


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