対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   わたしのクラス   デイジー

  (絵)
 わたしは今2年1組です。2年1組ではおこられる人がきまっています。それは小ぐまさんと、武田さんという二人の男の子です。たんにんの先生は大わしず子先生といいます。
 きのう、きゅう食の時に小ぐまさんがわたしの頭をたたきました。わたしはだまっていましたが、近くで見ていた池まつさんが先生に、
「小ぐまさんがたしはしさんのことぶっていました。」
と言いました。
「小ぐまさん!また人をぶったの?小ぐまさんはねっ!かってに手が出るの。少しは気をつけなさい!なんでやったの!?答えるまできゅう食を食べたらいけません。先生はさきに食べます。もう一回やったらだめですよ。何でぶったのか言うんだったら、たかはしさんに聞こえる声で言いなさい!!」(長い会話)
とものすごくおこって言いました。わたしは、
(今日の先生ってこわいな。)
と、思ったい上におこった先生を見ながら考えました。小ぐまさんがやっと口をひらきました。小ぐまさんは立って先生のところへ歩いて行きました。そして何か言って先生がわたしのほうをみながら、
「たかはしさん!小ぐまさんふざけやったんだって!」
と先生は大声で言いました。わたしは、
(小ぐまさんなんて大っきらい!!)
と思いました。小ぐまさんはおとといも大野さんという女の子のおなかをけりました。そして先生が、
「またけったの!」
とおにのような顔で聞きました。小ぐまさんは、
「おれけってないよ!」
と言いました。でもみんなは、
「え?小ぐまさんけったじゃん!」
といってキッと小ぐまさんの方をにらみました。大野さんが来たので先生が、
「大野さん、本当に小ぐまさんがやったの?」
とやさしく聞きました。大野さんは、
「うん。」
と元気なさそうに答えました。先生はそのあとびっしり小ぐまさんをしかりました。前も武田さんをなかせたことがあります。武田さんの首をえんぴつでつついたのです。今でも武田さんの首には、きずあとがのこっていると思います。小ぐまさんは先生になんどちゅういされてもぜんぜんなおそうとしません。わたしはそのことがふしぎで、ふしぎでたまりません。
でも竹内さんというやさしい女の子もいます。だれか泣いている子がいると、
「だいじょうぶ?どうしたの?!」
とやさしく聞きます。わたしは竹内さんのことが大すきです。家も近いしとてもなかよしなので、1週間に3回くらいあそんでいます。久島さんともなかよしです。でも家が遠いのであまりあそべません。久島さんはかわいくてうんどうしんけいがばつぐんです。二学きわたしは1分なわとびが15回とべました。久島さんは16回です。小泉さんは20回もとべて、まるで体育の先生のようでした。わたしは、
(すごいな〜〜三学きはわたしもがんばろう。)
と気合いを入れました。
 いろいろな人がいるけれどわたしはこのクラスが大すきです。でも三年生になったらどんなクラスになるのか楽しみです。

   講評   nara

小ぐまさんは、ずいぶんいたずらというか、人をきずつけるようなことをしているのだね。今までに何度もおこられているし、もう、大わ先生もなさけようしゃなくビシビシとおこっているくらいだから、みんなの気持ちの中で、「小ぐまさん=わるいことをする」という図式(ずしき)ができあがってしまったようだ。
 ふだんはやさしいはずの大わし先生がこんなにおこるくらいだから、小ぐまさんがよくないということは、何となく先生(なら)にもわかるよ。しかし、どうしてそんなにおこられることばかりするのかなぁ。小ぐまさんに聞いてみたい気がするね。きっと何かげんいんがあるはずだものね。
 竹内さん・久島さん・小泉さん、女の子の友だちがたくさんいるのね。デイジーさんのいいところは、なわとびがうまい小泉さんのことをみとめて、目ひょうにしようとがんばれるところ。こんなふうに、相手のいいところをたくさん見つけられる人は、いい友だちにめぐまれるよ。このメンバーですごすのも、あと3ヶ月。みんなと楽しく毎日すごそうね。
 書き出しを少しくふうしてみようか。大わし先生の、長い会話「小ぐまさん!……」から作文をはじめてごらん。作文を読んだ人が、ドキッとするでしょ。そして、「どうしたのだろう?」と先を読むのが楽しみになる。書き出しをくふうすると、同じないようのことが書いてあっても、ぐっと人をひきつけられるよ。
 友だちの名前を作文に書くときには、「Tさん・Hさん・Kさん」とイニシャルをつかうといいね。とくに、インターネットで作文を送るときには、そうするといいよ。デイジーさんもペンネームにしているでしょ。パソコンで入力しているから、イニシャルのつけかたはだいじょうぶだね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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