対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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37年前 うのむ
「三十七年前」 unomu
サクラ、クワ、イチョウ、プラタナス、クヌギなど、何でも食べ、このままふえると、日本中の樹の葉を食べつくしてしまうのではないかと思えるほどのいきおいでした。まして、森林や山には鳥やほかのこん虫がたくさんいますから、みんな食べられてしまうのです。私たちの目にいかにも大きな害をあたえそうに見えるこん虫でも、自然界の中ではたいした存在ではないのです。 (構成)私がこの話を読んで一番心に残ったことは「アメリカシロヒトリ」というガなんて三流害虫という感じの、ただの害虫だと言うことです。 「アメリカシロヒトリ」と「はらぺこあおむし」のお話の内容がなんとなくにている気がします。どんな所がにているかというと、「アメリカシロヒトリ」も「はらぺこあおむし」も、同じようにおなかをすかせた幼虫がいて、それが、葉っぱを 「むしゃむしゃ」 食べていることです。まるで私が大好きなみかんを食べている時のようです。 くもは、チョウ、ハエ、ゴキブリなど、生きたこん虫をえさにしています。クモには、あみをはってえものをまちぶせるクモの他に、地面をはい回ってえものをつかまえたり、土の中の巣にひそんで、えものをまちぶせたりするクモがいます。もしも、クモがいなかったら、こん虫だらけになって足のふみ場もないような場所になると思います。あと、家の中にも入って来て家の中がぐちゃぐちゃになると思います。そうなると私は、とても気持ち悪くていやです。
私はこの話を読んで、アメリカシロヒトリがふえそうでふえなかったのは、トリやクモなどの天てきがいたからだと思いました。天てきがいてよかったと、思います。
講評 kako
一生懸命理解して感想文を書くことができましたね。
<第一段落> ポイントをつかんで要約することができましたね。話を通して一番心に残ったこともきちんと書けていていいと思います。要約することも大事ですが、心に残ったこと、印象的だったことをはっきり示すことは感想文を書くうえで、もっと大切なことですね。
<第二段落> 「はらぺこあおむし」というのは、むつみちゃんが読んだことのある本の題名なのかな? 「まるで私が大好きなみかんを食べている時のようです。」むつみちゃんは「アメリカシロヒトリ」や「はらぺこあおむし」のようにむしゃむしゃとみかんを食べるの? そんなにみかんが大好きなのですねぇ。上手にたとえを入れられましたね。
<第三段落> 「くもは、〜」というところから第三段落になるのかな? 「クモには、えものをまちぶせたりするクモがいます。」図鑑か何かで調べたのかな? 調べたことを書くことも大事ですね。これは実例になるのですよ。「もしも、クモがいなかったら、こん虫だらけになって足のふみ場もないような場所になると思います。」「もしも〜だっだら」と想像したことを書いたのは、とてもよいと思います。「あと、家の中にも〜」の「あと」という言葉はあまり使いませんね。「そして」「また」「あるいは」など、他の言葉を考えてみましょう。
<第四段落> 話を通して思ったことが書けていますね。天てきがいる、ということは自然界は弱肉強食で成り立っている、ということですね。強いものが弱いものをえさにして生きている。強いものがさらに強いもののえさにされている。そうしてバランスがとれているのですね。
★お母様へ★ 感想文を書くことは作文を書くことよりむずかしいのかもしれませんが、以前に比べると、話の展開が上手にできるようになってきたと思います。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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