対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日3330 今日1092 合計6988
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   十人十色   惣流・アスカ・ラングレー

 日本相撲協会。ほとんどの重要議題が、全員一致でシャンシャンと決定すると聞いたことがあるけれど、私なんか根が疑い深くできているから、——本当かいな—— と首をかしげてしまう。異論を唱えると、いろいろまずいことが生じそうだから、形だけ一致させている、と、そういうことではないのか。
 確かに作者が云う通り、会議で全会一致というのはあやしい。(意見)人間、十人十色なので他人と違う意見を持つのが普通なのだ。それなのに、数十人、数百人といて全員が全員同じ思いというのはありえない。小学校の時、こういう経験がある(体験)クラスで討論するという時だ。私のクラスは四十人で、男子、女子、それぞれ二十人ずついる。そして、席が一番端っこの人から順順に一人ずつ意見を言う、ということになった。(強制的に)まず、一人目が「私は農薬や化学肥料を使うべきでないと思います。だって、農薬や化学肥料は体に悪いし、その野菜を食べた虫も殺してしまうからです。一見、野菜に虫がついているといことは気持悪い、と感じるかもしれませんが、それはその野菜が新鮮な証拠でもあるのです。しかし、農薬を使った野菜はどうでしょう?不気味なくらい虫がついていません。虫を殺してしまう薬がついた野菜を人間が摂取しても大丈夫なのでしょうか?」などと、なかなか説得力のある意見を言う。すると、二人目、三人目、と皆一人目と同じ意見をいう。まるで宗教団体のようだ。(笑)そして、結局四十人全員同じ意見を述べた。私もだ。確かにこの討論会は第三者から見れば間抜けで、イライラする会議だ。しかし、実際意見を言っていた私や、その他の生徒達はそうではない。もともとクラスにガンガン発言できる人、というのはニ三人くらいだった。その他の生徒は意見を言いたくても言えず、ただ黙ってそのニ三人の意見に賛成して終わっていた。なぜ言えなかったのか・・・、というと単に恥ずかしかったからだ。それに自分の意見を他人に否定されるのが怖かったからだ。意見をいって反対されて終わるより、言わない方がまし、というわけだ。だから、めんどくさくて、もうどうでも良かった・・・。これが本音だ。
 しかし、皆が心底から意見を述べているのなら、全会一致は素晴らしいことだ。この場合、その意見は「此処に居る全ての人間から支持を受けている」ということになり、即決定できる。だから、全会一致になるまで話し合わなければならないときもある。(意見)昔話の桃太郎でも桃太郎と家来たちが全員一致で鬼征伐に向かったからこそ力をあわせて鬼を退治することができたのだ。(昔話)
 確かに、どちらの意見にも正当性がある。しかし、議論は裁判のように、例え途中経過がどうであれ、ある問題にたいして最良の対策をとれればいい。(意味不明)

   講評   jun


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)