対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日3330 今日1646 合計7542
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   話し合い   うせゆ

 イスラエルを旅していたとき「ここでは全員一致の裁決は採用しないんですよ」と聞かされた。「そんなばかな」という声が、すぐさま聞こえてきそうな気もするが、この種の言い分は一つのパラドックスである。答えが初めからわかっていることを、わざわざ問いただして全員一致を確認することは、あまり意味を持たない。わざわざ裁決を必要とするような案件ならば、一人や二人、異論を挟む者がいるほうが自然である。全員一致を排除するパラドックスもおおいに意味を持つように思えてならない。
 多数決で物事を決めることは、大切だと思う。(意見)クラスや委員会などで何かを決めるときに、全員の意見を聞いているほどの時間がなかったりする。そんな時、多数決という手段はとても役に立つと思う。最近、委員会で「3年生を送る会」のときに放送するビデオレターについて話し合った。このとき、話し合える時間が15分ぐらいしかなく、みんなの意見が3つぐらに割れてしまった。そして、多数決で決めることとなった。多数決で結果が出て、決まった意見と違う意見だった人も、多数決で決まったあとは文句を言ったりしなかったので、多数決で決めることは必要だと思う。(体験)
 しかし、多数決で物事を決めることとは反対に、全員の意見が一致するまできちんと話し合うことも大切だ。「おおかみと7匹の子やぎ」という童話がある。この童話では、お母さんやぎが買い物に行っている間に、おおかみがお母さんやぎのふりをして、ドアを開けさせて子やぎたちを食べてしまう。ドアを開けることに反対した一番年下の子やぎは1匹だけ食べられずに助かり、お母さんと一緒に食べられてしまった兄弟を助けに行き、最終的には全員帰って来れる。もし、ドアを開けるかどうか話しているときにお兄さんやぎが、弟やぎの意見も聞いていれば、ドアを開けてしまっておおかみに食べられてしまうということにはならなかったと思う。このように、反対意見を聞かずに多数決のようなことで決めてしまったので、悪い結果になってしまうこともある。
 確かに物事を決めるときに、多数決で決めることも、全員の意見が一致するまで話し合ったりすることも大切だ。(総合化)しかし、「議会に期待しない国民は、議会を非難する資格を持たない。」という名言があるように、きちんと話し合いに参加し、決まったことに対してきちんと取り組んだりする姿勢が大切だ。

   講評   jun


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)