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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   植物も生き物   ブラックベーダ

 私は、植物をあまり育てません。なので、今回はちゃんと育つでしょうか。
 「ただいまー。」
と、父が北海道から家に帰ってきました。父は私に、
「お土産だぞ。」
と、言って、コーヒーカップのおおきさくらいの、植木鉢と土と球根を私にくれました。ちょうどいいことに兄が今日、グリーンボールという木の苗を買ってきていたので、私が
「いいな。」
と心の中で思っていたところでした。電光石火のいきおいで用意をしました。用意が出来ました。そしたら、生きおいよく水を入れまくりました。すると母は、
「水入れ過ぎじゃない。」
と、言われたけれど、私は、
「大丈夫だよ。」
と、言いました。
 三日後、なんと、芽が出ていました。私はまるで、誕生日がきたみたいに、うれしかったです。枯らしてはならないので、大急ぎで水をやりました。
 数日後、葉っぱが出来そうなくらい育っていました。
 翌日、なんと葉っぱがありました。その時私はやったー、と思いました。その日から水をやるのを忘れてきてから一ヶ月母がたまにやってくれていても腐りかけてきました。けれどよく水をあげるのを忘れていたので、もうダメだ、というくらいになってしまいました。その時前に聞いた話を思い出しました。
「植物に愛情をふりそそげば、よく育つよ。」
なので急いで水をあげました。けれどすぐにそのことを忘れてしまい、もう絶対にダメだ!というくらいになってきました。けれど、たまに水をやっていたらな・な・なんと、葉っぱが出てきました。その時は私にとって天の恵みでしたけれど、私が、すぐに水をあげるのを忘れてしまい、すぐに腐ってしまいました。その時私は、二年生の時に作った、ミニトマトは上手に出来たのに、と、心の中で思いながら自分を反省していました。
 植物は生き物であり、生きています。私は昔、くさは生きていないと思っていました。けれど今はわかります。私が育てた植物は今も、ベランダにすがすがしく置いてあります。(動作の結び)

   講評   nara

 お父さん、ナイスタイミングだったね。これは何の球根だったのだろうなぁ。残念ながら、あまり大きく育てることはできなかったのだね。葉っぱが出てくるまで、すごく楽しみにしていて、水やりもきちんとやっていたのに、葉っぱが出たところで、気持ちが向かなくなってしまったようだ。どうしてだろうね。考えてみよう。きっと、心のすみっこの方では、気にはかかっていたのではないかな。だからこそ、「もうダメだ。」というくらいで水やりをしたのではないかな。
 ダメだと思っていたのに、復活した姿を見たときには、「植物って強いなぁ。」と思っただろうね。なのに……またまた忘れてしまった! 球根は、最後の葉っぱを出したことで、力を使い果たしたのかもしれないね。生き物の力強さと、弱さ、両方を知った体験だ。
 まとめの「今はわかります。」は、反省をこめた今の思いだね。動作・情景の結びもいい。ベランダに置かれた植物は、これから春の光を受けて大きく育つだろう。今年は“リベンジ”で、またミニトマトを育ててみてはどうかな?
 キーワード、字数ともに目標をクリア。少し提出が遅くなったけれど、進級テスト合格! 「電光石火」などの四字熟語を入れるという工夫もしっかりできているね。4月から課題長文が難しくなるけれど、感想文中心に取り組んでいこうね。
 母は……言われたけれど 
 → 母から……言われたけれど/母は……言ったけれど

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