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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   失われる環境   かず

 数年たって路地全体に異変が起きた。下水道工事が始まって地面がほりかえされ、車の震動で下水道が壊れようにしっかりとほそうされてしまったのだ。ネコジャラシにスギナ、スミレもタチイヌノフグリもそれ以来路地から姿を消してしまった。道は車向きの路地になり、地球のかけらではなくなってしまった。(要約)私は本当に人間の勝手でたくさんの自然を壊していくことは良くないと思う。なぜなら人間もこの地球で生きている住人、つまり人間だけ特別扱いということではなく皆平等なのだと思う。地球が一つの家族だとすると、自分と同じ血が通っている人を殺しているのと同じだ。私はそう考えると、人間は人間を殺すと殺人となり罰せられる。しかし、アリなど小さな生き物や植物は遊びで殺す人もいる。それは何にもならない。数が少なくなるとその生き物または植物を重視する。そしたら他の生き物や植物が数が少なくなる。その悪循環の繰り返しだ。
 ところで今のようによりたくさんのものを便利にする一方、自然を破壊しても良いのだろうか。それとも少しくらい不便だとしても、自然は壊さない方が良いのだろうか。私は両方を両立した方が良いと思う。しかし今の社会は便利にする一方、自然を破壊しているという方に片寄っているのでは・・・なので今さまざまな地球に害を起こしている。代表的な例を挙げると、地球温暖化だ。地球の気温が上昇するという現象である。私の母は10年くらい前に映画で地球温暖化によって、海面が上昇して、人間が陸上生活から海での生活になった。そして人間はエラなどで生きていくようになって怖かったと言っている。私は考えるだけで寒気がしてくる。そうならないためにも冷房や暖房を少しの間でも電源を切ると良いだろう。しかし、たった一人がこういう節約をしても意味がないという思う人もいると思うが、それは大間違いだ。今のような気持ちをみんなが思っていると、地球ヘの害がまた減る。
 私の祖父と祖母は山口県と岩手県にいる。どちらともたくさんの自然がある。私の住む調布市はアスファルトも多いが、畑や山といった自然も多い方だ。アスファルトは自転車で走る時、ガタガタしないので走りやすい。また、雨が降ったときすぐ乾いてくれる。いっぽう畑や山は見ているとのんびり出来て気持ちよい。もし山口県と岩手県がアルファルとで埋め尽くされたら、山口県なら海の砂浜がアスファルトになるのは転けたりしたらケガしてしまうと思う。私は海と言ったら、海と海辺の二つを思い浮かべる。なので、砂浜のない海は私にとっては海ではない。岩手ならまずアスファルトがすべてになると、田んぼや畑が出来ず食糧不足になってしまう。
 私は、アスファルトだけでもダメということがわかった。人間はもともとは自然と一緒に生きていて本当は地球には害など及ぼすはずはなかった。地球への害は人間の欲望が原因だと思う。便利で暮らしやすい生活を求めているいるからだ。今はたくさんの環境に良い自動車などが作られていて、良いと思う。私はこれから少しでも環境のためを考えて生活をしていきたい。

   講評   nara

 いろいろな題材を探してきたね。がんばった! この前読んだ雑誌におもしろい記事があったよ。100歳の人へのインタビューの中で、ある人が「車が世界を変えた。」と答えていた。車が発明されたことで、道がどんどん車向けに整備されて、人と物の動きが大きく変わっていった。それによって、人の価値観も変化していったのだろうな。
 確かに、車の発明をはじめとして、さまざまな技術の進歩で人間の生活は便利で快適になった。それはそれでプラスなのだろうね。しかし、プラスとマイナス・光と陰・表と裏のように、別の部分で何かが大きく損なわれている可能性があるはずだ。「両立すべきだけれど、一方に片寄りすぎている」という指摘はもっともだね。
 私たちは、なぜ、便利さや快適さにひかれるのか? それは、自分の生活に直接関わることだからだね。それに対して、環境問題は大きすぎたり変化のスピードがつかみにくかったりするので、自分の問題としてとらえにくい。ここで必要になるのが「地球は一つの家族」という考え方なのだろうな。
 難しいテーマで、すぐに答えが見つからないことだけれど、いろいろな題材から答えを探していく、この姿勢が大切なのだね。進級テストは問題なく合格。中学になると、長文も課題キーワードも手ごわくなるよ。
 「私の母は……人間が陸上生活から海での生活になった。」この文は、書き出しとまとめがねじれているね。次の文「……と言っている。」とのつながりをもう一度考えてごらん。

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