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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ドン・キホーテより「夢の景」   オーロラ

 2月7日土曜日に五反田ゆうぽうとで、「ジャパンバレエ・スクールパフォーマンス」というぶたいがありました。このぶたいは、わたしたちのバレエ学校の小学2年生いじょうがおどるはっぴょう会です。わたしがおどるのは、去年のの8月6日のはっぴょう会と12月27日のクリスマスコンサートでもおどった「ドン・キホーテ」より「夢のけい」のキューピットのおどりです。この日は9時10分にリハーサル室にしゅうごうです。わたしは、とちゅうのえきでまちあわせをしたよしみちゃんとはるかちゃんといっしょに行きました。わたしたちがリハーサル室についたのは、8時50分ぐらいでした。でも、みんなもうとっくに来ていました。わたしたちはお母さんとわかれて、いそいでレオタードにきがえて、バーレッスンをはじめました。
 10時51分からゲネプロのよていです。ひととおりレッスンをおえたら、いしょうをつけてぶたいに出ました。わたしは、がんばってやろうと思ったけれど、前の日もおそくまでレッスンがあったので、わたしもみんなもつかれていて、ゲネプロはあまりよくできなかったなあと思いました。
「キョロキョロしないで!」
「せなかをのばして!」
と、たくさんちゅういされてしまいました。そのときわたしはほんとうにねむかったのです。前の日、家に帰ったのは夜の10時でした。レッスンのおわりに先生に、
「明日はバレリーナの生活をしてもらいます。」
と言われたことを思い出しました。わたしは、バレリーナの生活ってたいへんなんだなあと思いました。
 リハーサル室に帰ったら、すぐおべんとうを食べました。朝はほとんど食べていなかったので、おなかがすいていました。本番まではまだ時間があるので、きゃくせきで、ほかのしぶ教室のゲネプロを見ていました。わたしはねむくなってしまいました。みんなもねむそうだったし、じっさいにねむっているおねえさんもいました。わたしはなぜかぜんぜんきんちょうしていなくて、今日が本番のようなかんじがしませんでした。もう何回かぶたいに出ているし、このおどりも何回もやっているからかなあ、と思いました。
 ぶたいは、4時半かいえんです。わたしたちの出番は5時50分くらいのよていです。メイクをしてかがみを見たら
「え? これが自分?」
と、びっくりしてしまいました。今回はじゅけんのために出ないけれどお手つだいに来てくれていたおねえさんに、
「あれ? みつる?」
と、聞かれたほどでした。なんだか、自分がこわいような気がしました。
 いよいよ本番です。キューピットのおどりは一番さいしょです。しかもわたしは、先頭でぶたいに出て行きます。ぶたいに出たとき、しょうめいがまぶしくて、なみだが出そうになりました。今日のぶたいは、学校の友だちのみどり子ちゃんとしおりちゃんが見に来てくれているはずです。どこにいるかなあ、と思って、いっしゅんさがしそうになったけれど、まさか本番でキョロキョロするわけにはいかないので、がんばっておどりました。本番でも、きんちょうしないで気もちよくおどれました。大きなはく手をもらって、わたしはほっとしました。リハーサル室にもどったら、先生が
「すごくよかった。ゲネよりぜんっぜんよかった!」
と、にこにこして言ってくれました。すごくうれしかったです。
 かいさんになって、ホールに行ったら、お母さんとおばあちゃんと友だちがまってくれていました。おばあちゃんとみどり子ちゃんとしおりちゃんが花たばをくれました。それに、かぜをひいて来られなかったえりかちゃんが、お花をおくってくれました。みどり子ちゃんのおかあさんが
「みつるちゃん、とってもじょうずだったよ。がんばってたね。楽しそうにおどってたね。」
と言ってくれました。しおりちゃんが
「わたし、どきどきしちゃった。」
と言いました。しおりちゃんとみどり子ちゃんは、会場につく前から、
「なんかどきどきしてきちゃった。」
と、ずっと言っていたそうです。わたしはそれを聞いて、すごくうれしくて、ちょっとてれてしまって、
「ありがとう。」
と言いました。
 みどり子ちゃんたちを見おくって、わたしたちは、もう少し後のプログラムも見ていくつもりだったけれど、わたしがつかれてしまっていて、ねむくておなかもすいていたのでごはんを食べて、帰ることになりました。食べながらおばあちゃんが、
「じょうずだったよ。みいちゃんが一番高くとんでたね。」
と言ってくれて、お母さんが
「きのうのれんしゅうとけさのゲネ見たときはどうなることかと思ったけど、本番すっごくよかったよ。」
と、ほめてくれて、うれしかったです。また夏のはっぴょう会もがんばるぞぉ、と思いました。

   講評   nara


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