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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生き物の存在   ともっち

 私の家は自動車がやっと通れるぐらいの路地に面している。都内にはめずらしくほそうされていず、道ばたには草が生えていた。となり近所には古い家が多くて、敷地からはみ出した樹木の茂みが路上に日かげをつくった。何が彼らをこの路地に引きつけたのだろう。女の子や小さい男の子が草の葉を引っぱっているのを私はよく見かけた。彼らはこの路地で地球のかけらを発見していたのではなかったろうか。犬たちが鼻でその存在を確かめたように。町中の雑草に対する人間の態度は時と場所によってさまざまである。ハイキングに行けば「緑がいっぱいで気持ちいいわねぇ」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草は血眼で引き抜いてしまう。(要約)人は、自分の機嫌や都合で態度が変わる、とても自分勝手な生き物だ。だから、きれいなお花だったらうれしがるのに、雑草に変わってしまったら、抜いてしまうのだ。それは、あまりいいこととはいえないだろう。
 昔、私が住んでいたところは、地域でプチトマトなどをつくっていて、たまに、雑草抜きを、していた。ある日、この前雑草抜きをしたときにぬいた草と、同じ草が別のところに生えていた。プチトマトなどの邪魔にはならないのでそのままにしておいたら、とても大きくなって、きれいな花が咲いた。もしも、抜いていたら、こんなきれいな花は見ることが、できなかっただろう。こんな様に、雑草でもきちんと見守ってあげれば、きれいな花が咲くのだ。(前の話聞いた話)
 私の父は、単身赴任で福井に住んでいるのだが、夏は涼しく冬は雪が降って、遊ぶと、いう意味では、子供の私達にはたまらない所だ。だが、スーパーや、駅なども遠いし、不便なので、あまり住みたいとは思わない。きっとこれも、人間の(私の)自分勝手なところだと、思う。だがここだって、行こうと思えば自転車でいける距離だし、運動にもなるし、そこまで不便というわけではない。だから、住もうと思えば、そんなに不便でもないし、十分快適に暮らせるのだ。
 花と雑草は、まるで月とすっぽんのように、人の態度は違う。(ことわざの引用)だが、それでいいのだろうか? 花の養分が、少なくなるからと言って、雑草を抜いてしまう。こんなことはよくあることだが、雑草の命はどうなるのだろうか? 人間は、こういうことに関して、すごく身勝手だ。だから、それは、変えていかなくてはいけない。「存在するものには、よいとか悪いとか言う前に、全てそれなりの理由がある。」と、いう名言がある。この名言の意味は、よいと悪いを分けてしまうのではなく、その前に、全て、存在する理由がある、ということを、知らなければならない、という意味である。この名文を知って、私もこの名言を、見習って、自分の都合にあわせて生きてかないようにしたい、と思った。

   講評   nara


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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