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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間は中身が大切   りんこ

ただ、本末転倒なのは、しばしば味よりも「見てくれ」の方が、「高品質化」の上位に座っていることだ。りんご園地面を銀色のビニールで覆ったりと言う技術は、見事に美しいりんごが生まれる。しかし、味はがた落ちである。作っている生産者自身が食べないようなこんなりんごを消費者がだまされて買うとはとても思えない。こうした味を悪くする技術は県の指導もあってすたれる傾向にあるが、一体この日本特有の現象はだれが悪いのであろうか。美しくなければ買わない業者が悪いのだろうか。それとも……意見はさまざまであろうが、はっきりしているのは、日本人の美意識には、いささかの軌道修正の必要があることだ。
 私の学校の友達はみんないろいろな性格をしている。例えば、顔は美人でも成績は悪い子や、見た目は本当におっとりしていて、とてもやさしそうだなと思っても、本当は、人の悪口ばかりを言う人などだ。そういう人は、外見はとてもいいけれど、いくらかわいいから、やさしそうだからといって、本当は自分の気に入らない性格な人だったりするのだ。中身は、付き合ってみてはじめて分かるものだから、外見で左右されないほうがいいと思う。また、人間とは、良いとこばかりではなく、絶対悪い所もあるから、私からすれば、外見で人を選ぶのはやめたほうが良いと思う。そこで思ったのだが、もしかすると、外見で人を選ぶと言う見方もあるかもしれない。しかし、私はないと思う。なぜかと言うと、前、私はそれで失敗したことがあるからだ。例えば、家が近いからと、友達になったAさんがいるとする。それにAさんはとてもかわいくて、みんなにとても好かれている。しかし、ある日偶然見てしまった。実は、Aさんのテストの点数は、六十点台だったのだ。
「えええええええええっ。そんな…。」
成績は良いと思っていたのに悪いし、成績が悪いと何も教えてもらえない。と思っても、いまさら何か言っても遅いと思ってしまい、けっきょく今も仲が良いままだったりするかもしれないからだ。やはり、外見で友達になろうか考えるよりも、中身をよく見て友達を作って行ったら良いと思う。考えてみて思ったのだが、物の見方に自信さえ持てば、きっと中身が良い人に会えると思う。きっとそうだ。この人類が、人の中身をよく見て暮らして行くと、きっと戦争なんて起こらないだろう。このようにいろいろ考えていくと、人間とこのりんごはずいぶん違うものだと思う。なぜかと言うと、りんごは食べたらまずいかおいしいか分かるが、人間は付き合ってみないと性格なんてわからないからだ。
 人間にとって性格とは、外見より、中身のほうが大切だと思う。もちろんさっき書いたように、人間の中身は付き合ってみないと分からない。しかし、その分いろいろなことが分かってより友達の中が深まるだろう。りんごのように簡単に中身が分からないこの人類に生まれてきた私たち。中身が分からないからこそ、またいろいろと人のことが分かって行くのではないだろうか。私はこれからいろいろな人の中身を見て行きながら、本当の友達となれそうな人と付き合って行きたいと思う。

   講評   huzi

 「ええええええええっ。 そんな…」 びっくりする気持ちを会話文で取り入れることにしたのですね。 これだけで、字のつまった感じがやわらいで、ずいぶん読みやすくなったでしょう。
 三月もこの調子で頑張っていきましょうね。

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