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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   報道   ほり内

 現在の日本のマスコミが伝えることの出来る情報は、非常に多岐にわたっている。国際紛争問題や経済関連などがマスコミによって、日本全国どこにいても世界の様子が分かるようになった。一方で、マスコミが簡単に国の上層部を批判できる状態も生まれた。このような状況は、世界でもあまり例を見ない。例え、先進国のアメリカでさえもそのようなことは無かった。少し前、テレビで見たのだが、ニューヨーク州のラブカナル地区というところで、化学物質の汚染を取材していた新聞記者は、これはアメリカにとって不名誉なことだということで、取材を止めるようにといわれたらしい。なので、日本は世界的にもかなり言論の自由が利いている国だと思う。しかし、日本のマスコミの現状は外国のジャーナリストの観点から見ると、あまりよろしくないらしい。本来マスコミがあるべき姿というのは情報を読者に分かるように噛み砕き、そして的確に伝えるということが必要である。しかし、現在の日本のマスコミはどこの雑誌や新聞記事を見ても、全く同じような記事を書いているのだ。これはテレビでも同じようなことがあった。ある日、たまたま朝早く起きて、ずっとチャンネルを回しながらニュースを見ていたのだが、ニュースの内容が全く一緒なのだ。あるチャンネルで芸能ニュースを見て、別のチャンネルにしてみると全く同じ内容の芸能ニュースをやっているのだ。(体験)つまりそれだけ報道がワンパターンつまり、ステレオタイプな情報を発信しつづけてしまう。また、読者に面白く読んでもらおうと、記事に面白おかしく脚色をするのである。
 だから日本のマスコミは、過剰な脚色、ステレオタイプな報道を克服すべきだ。
 そのための方法は、私たちが、過剰な脚色をしている報道に便乗しないようにすべきだ。確かに面白おかしくした報道を見るのは素直に面白いが、だからといって、脚色をしている報道に乗せられたままでいると、どれが本当の報道でどれが付け加えた報道なのかが分からなくなってしまう。しかし私も、脚色されている情報をそのまま享受している一人だと思う。(笑)だが、あまり乗せられないようにしないといけない。
 また、マスコミに関するチェック機構を設けることも良いと思う。またマスコミが権力に抗して報道をするような伝統を作ることも大切だと思う。例えば、ナチスドイツが、強制収容所でユダヤ人やスラブ系民族を大量虐殺した事実を報道規制で、規制していたが、結局報道により連合国側にその一軒は明るみに出ることとなった。(歴史)
 確かに、マスコミには民衆が関心のある報道を大きく取り上げるのも大切だ。マスコミュニケーションの「マス」の意味が大衆という意味だから当たり前といえば当たり前だ。しかし、マスコミの本来あるべき姿というのを決して忘れずに報道をしていかなければならない。マスコミに野次馬精神が必要だが、マスコミは一つの報道を野次るために行うことばかりではなく、報道をしっかり的確に伝えなければならない。マスコミが、ワンパターンになると、それをうけっとているがわは一つの考えしか浮かばなくなり将来のための優秀な人材が生まれてこなくなると思う。これは気をつけなくてはいけない。

   講評   jun


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