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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   いっしょうけんめいの楽しさ   うここ

「カシャカシャカシャ。」
私は今、初めて一人でクッキーを作っている。一人で全てのことをやるのは初めてなので、失敗したらどうしよう、という不安もあった。しかし、クッキー作りの本には、「クッキーは失敗が少ない」と書いてあったので、少し安心した。けれど、説明を読んでいくうちにわからないものがでてきた。「さっくり混ぜる」などだ。私は、自分一人でやりたかったので、母に聞かず、想像しながらいろいろな方法で試していった。そのうち、たてに切るように混ぜればいいということが分かった。それが分かった時はとてもうれしかった。
私がクッキー作りで一番好きなことは、材料を混ぜ合わせることだ。特に、全部の材料を入れた後、へらで混ぜ合わせるのが一番好きだ。なぜなら、自分で「さっくり混ぜる」という意味を理解することができたからだ。今は何度もやったのであわてることもなく、生地を休ませている間に洗い物をする、など、時間を有効に使えるようになったが、この時に、いっしょうけんめい考え、一人で作ったからこそ、こういうことができるようになったのだと思う。
私は小さい頃、母といっしょにケーキを作ったことがある。私は小さいころから何かを作るのが好きだったようで、いちごをのせるなど、少しのことながらも、喜んでやっていた。そして出来上がった時、とても満足していたのを覚えている。初めて野菜を切った時なども、自分が切った野菜がとてもおいしく感じられたものだ。小さい時にこういうことをやらなければ、クッキーを一人で作ろうという気にはならなかったかもしれない。このように、自分でいっしょうけんめい作れば楽しいのではないか、ということが分かった。
私はこのことを通してわかったことが二つある。一つは、「雀百までおどり忘れず」というように、小さいころに味わった楽しさは、大きくなっても、忘れないということだ。そして、もう一つは、いっしょうけんめい作れば、きっと楽しく作れるということだ。私は、「カシャカシャカシャ」といっしょうけんめいやったことを忘れないでいたいと思う。

   講評   ita

<第一段落>
ここは簡単に状況説明する形にすると四段落に書きやすくなるかもしれません。たとえば、「今クッキーを作っている。(ここで、今作っているクッキーがどんなもので、どんな香りがするのかなどを書くといいですね。)今では本を読めば悩むことなく作れるが、初めて挑戦した時はそう簡単にはいかなかった。」そして前の話に続けていくのはどうかな?
<第二段落>
ここから「初めてクッキーを作ったとき」のことを書き始めてみましょう。有紀ちゃんの試した「色々な方法」とはどんなものがあるのかな? 四苦八苦しているようすが伝わるような例を挙げておくのもいいかもね。この段落の最後にある「自分で一生懸命考えたからこそこういうことができるようになった。」という感想はよくまとまっていると思いますよ。
<第三段落>
ここに「お母さんと初めて作ったケーキ」という前の話が出てきたのはいいですね。これがきっかけで「一人で作ってみよう」という気持ちになった、という結論で、「いいたいこと」が一本につながっているのはいいですよ。
<第四段落>
ことわざを使いながらよく書けました。このことわざは作文の主旨と合っていてよくできていますよ。書き出しの結びのところは印象的に終わらせることを目的にするなら「私は」の部分は省略してもいいですね。
             

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