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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   料理をしたこと   スヌーピー

料理をしたこと                            スヌーピー
「あれ、次どうやるんだっけ?」
私は料理は何回かしたことがある。一番最初にした料理は卵焼きだ。料理とはあまり言えないが保育園のころ、一回した。あとは小学校にあがって安心したのかわからないが一回一人でビーフシチューを作ったことがある。小学二年か三年のころだったと思う。仕事へいっていた母から電話があった。色々話していると
「晩ご飯作ってみる?」
と言われた。いやぁ、まだ無理だよ、と思いながら無理だよ、と言った。出来ると思うよ、もう材料かってあるから、と言われた。うーん、もうかってあるならやってみようかなと思い、引き受けた。初めて一人でご飯作るんだぁーと思うとワクワクしてきた。一応全部作り方を聞いた。何だ、かんたんじゃんと思い聞いていた。そして、いざ始めると
「うっ・・・次なんだっけ?」
と思った。これはやばいぞ、どうしようかーと思った。それはなぜかというと、電話を切るときあんまり電話してこないでと言われていたからだ。もういいや、怒られてもいいから聞いてしまおうと思い、電話をかけた。またぁーとか言われるけれどもいいじゃないか、次はちゃんと書いておくからと言いちゃんと言われたことを書いた。そして、よし!やるぞ、とはりきってどんどん作った。そして煮込みに入ったとき、
「あれ?火はどのくらい強くするんだろう」と思った。またかよと自分で思いつつもまた母に電話をかけた。そおしたら、もういいよ、そのままにしておいて、帰ったらやるからと言われた。私は小さいころは負けず嫌いだったのでそんなのいやだよ、途中で終わるなんてと言った。そしたら母はびっくりしたらしく、そう・・・じゃあ最後までやってもらおうかと言った。よし!今度こそと思い、一応最後まで終わった。次は味が心配だった。まずかったらどうしよう・・・まずかったら捨てられるわけだから、野菜とかもったいないなぁーとか思っていた。そして母が帰ってきた。帰ってきたときは何かわからないけれどもすごくドキドキしていた。そして食べてみてもらった。
「おいしい」
この言葉が聞こえたとき、すごく安心した。やればできるねぇといわれた。でも私はたぶんまぐれだったんだと思った。それから、もう少し大きくなったらもっと色々なものを作ってみようと思った。
母に、初めて一人で料理を作ったことを聞いてみた。作ったときは小学三年生。きっかけはテレビだった。料理番組でドーナッツを作っていたそうだ。そして作ってみたいなぁーと思って作ったのがきっかけだと言っていた。材料はどうしたのと聞いたら家にあったと言っていた。まず、メモをしながらその番組を見て、そしてそのメモを見ながらつくったそうだ。その番組では十人分作っていたから同じく十人分つくったそうだ。私は、まぁ小学三年生だったから分量とかわからなかったんだろうと思った。そして出来上がり。私の予想は失敗だと思った。ところが大はずれ、大成功だったそうだ。そして友達とかに配ったそうだ。もちろん、おいしいと言ってくれたそうだ。それからどんどん料理をしていくと共に失敗はあったものの料理もうまくなったといっていた。私もそうなればいいなぁと思った。
母も私も一人での料理は成功だということがわかった。そして、失敗は成功の元と言うように、失敗をすると共に、次はどういうところを気を付けなければならないかとかがわかるようになるので失敗をしてもあきらめずにがんばれば成功するようになるとわかった。

   講評   ita

<第一段落>
書き出しの工夫はできています。この言葉、先生も口からこぼれた経験があります。(笑)この工夫のあと状況が見えないので、少し状況説明をしてから「私は〜」という文章をつなげてみましょう。わかりやすくなると思うよ。
<第二段落>
ここは詳しく書けているね。心の動揺をうまく表すことができていると思います。お母さんが帰ってきた時「なにかわからないけれどもドキドキ」したのよね。この気持ちはとてもよくわかるのだけれども、今思うとどうしてドキドキしていたのだと思う? 大きくなった今からみた感想を書いてもいいんだよ。段落最後にかんたんな感想を入れたのはいいね。
<第三段落>
これはよくまとまっているよ。字数も300字くらいで読みやすく書けています。テレビで十人分のレシピだったので十人分作ったというエピソードがとても面白かったな。作文の途中、途中でおもしろいエピソードが入るのも才能だね。
<第四段落>
ことわざを使いながらまとめることができました。「母も私も一人での料理は成功だ」という文章の意味が少し判りづらいかな? これは「失敗は成功のもと」という意味で使っているのなら「一人での料理を成功させるためには失敗してもあきらめないことだと思う」というように判りやすく書くほうがいいでしょう。
私は料理は→ 私は料理を
             

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