対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   成功への道   みかん

 「おいしーい!」
 私はこの前、学校で調理実習をした。グループで作るようになっていて、私の班は、卵焼き・スープ・ウインナー・サラダ・ニンジンのベーコン巻きを作ることになった。
「まず、野菜を切ろう。」
私は、野菜の皮をむくのが苦手で、いつもピーラーでむいていたが、この日は包丁を使わなければならなかったので、仕方なくむいていくと・・・。
「あ〜〜〜。」
なんと残ったのはもとの大きさの十分の一くらいのニンジンやジャガイモだったのだ。
「もったいな〜い。」
と友達に言われながらも、なんとか全部野菜を切ることができた。
「次はスープを作ろう。」
みんなで、キャベツやジャガイモををスープ用に切っていった。すると、思ったよりもたくさんの野菜が切れていて、誰かが
「うさぎのエサみたい!」
と言い、みんなで大笑いした。
 そうして、失敗しながら料理を作ると、意外においしいものができた。みんなもおいしいと言っていて、作ってよかったなぁと思った。とてもおいしかったので、家に帰ってもう一度作ってみた。すると、ジャガイモもニンジンも学校できったのよりもとても上手に切れた。料理の見た目もきれいにでき、だんだん上手になっていくので、とてもうれしかった。
 私は前に、母とギョウザを作った。ギョウザを作るのは初めてだったので、母のお手本を見ながらゆっくり作った。始めは形が上手にできなかったけれど、だんだんできるようになったきて、最後のほうになると、母と同じくらい上手になった。母が、
「上手になったね。」
とほめてくれて、とてもうれしかった。
 人は、失敗を恐れずに何かに挑戦する事が大切だと思う。もし失敗しても、『失敗は成功のもと』というように、成功につながるだろう。私が苦手だった野菜の皮むきも、失敗して練習したおかげで、上手にできるようになった。これから大人になっていく時に、私が挑戦しなければならない事はたくさんあるだろう。でも、私は失敗を恐れずに勇気を出して立ち向かっていきたい。もし失敗したとしても、その後にはきっと成功への道が開けるのだから。
  
 

 

   講評   mika


 3月の清書です。皮をむくたびに小さくなる野菜と格闘する、仁美ちゃんの姿が目に浮かぶ、楽しい作文ですね。作文には、自分のこれからの過ごし方(自分の生き方の姿勢)も、しっかりと書き込めました。最後の「一般化の主題」にも、前向きな気持ちが良く表れていますよ。
 身近なできごとから、とても多くのことを感じ取り、常に自分の中に吸収している仁美ちゃん。そんな様子が良くわかる仁美ちゃんの作文が、みか先生は大好きです。
 さあ、4月からは、ぴかぴかの中学生1年生ですね。新しいことがいっぱいで、なんだかワクワクしてきます。担任の木村先生(すてきな方です)と一緒に、この調子ではりきって行きましょう〜!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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