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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手間のかかること   いわさ

 科学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省く。お店の入口に立てばドアは自動的に開き、階段のそばには必ずエスカレーターがある。ボタンを押せばテレビがつき、クーラーが動きだし、音楽が流れはじめる。こうした世の中の進化現象は、あげればきりがない。そして、なぜこうしたことが進化と形容されるかというと、これらはすべて、それまでの人間が必ず経験しなければならなかった数々の手間を、片っ端から省いていったからである。しかし、私は、人間はある程度の手間を自分でこなしてこそ成長するものだと思っている。手間とはそれを経験した人の個性を伸ばし人間らしさを増幅させるものなのである。ぼくは手間のとてもかかる人生を生きていきたい。
 自分に対して手間をかからせる方法としては第一に、とにかく体を使うことだ。僕の母は晩年に楽しむ趣味を見つけたいと言っているのだが、僕はとにかく体を使うことを勧めている。スポーツはなぜ昔からあるのだろうか?ただ単に娯楽として楽しむだけではないと思う。娯楽にしては疲れるし、特別楽しいわけではない。僕が思うに体をしごくことが、面白いんだと思う。映画館なんかは適温だし、映画なんかはとても楽しめる。だけど、映画の中に入れるわけでもないし、見た後は感想以外に何も出ない。一方、スポーツは疲労もするし、楽しめない時もある。しかし、体を動かした後の爽快感は映画にはない。やっぱり、運動だ。
 自分に対して手間をかからせる方法としては第二に、努力することだ。努力は辛い。これは僕が14年間生きた中で一番ひしひしと感じていることだろう。世界の偉人の中で努力しなかった人はいるのだろうか。この答えは皆無に等しい。エジソンを始め今の科学をつくった人は、とても努力しただろう。偉人だけじゃない、スポーツ選手なども日々の努力を怠らずにいるから、人間離れした身体能力が人の前で出せるのだろう。努力をしない人ができるのは、努力している人のミスを野次ることくらいだ。(笑)
 確かに、手間のかからない生き方は楽だ。できることなら、通学は電車ではなく、二次元瞬間移動体のほうがよっぽど楽だ。それに授業は全て全自動、好きな時間に好きな場所で授業なんてのも悪くない。しかし「経験は、最良の教師である。」という名言もあるように、手間を費やし経験を積む。そのことが、パソコンを見て授業を受けるより、山に行って直に生き物を見てくるほうが大事だと言う、理由であると思う。

   講評   miri


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