対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然と動物   うここ

開発が進む里山では、新しい道路がつくられ、野生動物たちが訪れる林が分断されることが多くなった。野生動物たちにとっていちばんいいのは緑のコリドー(回廊)だ。道路の一部を地面より下のトンネルなどにして緑のコリドーを作る工夫が必要だろう。そして、野生動物とのほんとうのつきあい方を私たちがしっかり知ることだ。
私が日本に住んでいたとき、近くに「こうぼう山」という山があった。その山は、春になるとまるでピンクの布でおおわれたようにあたり一面に桜の花が咲く。当然、休みの日にはお花見客でとてもにぎわう。しかし、ゴミをそのまま残していく人をたまにみる。山に登るのなら、しっかり礼儀をわきまえておかなければいけないと思う。
オーストラリアに行ったとき、オプショナルツアーのガイドさんに、「昨日、道路にカンガルーがいきなりとび出してきて反対車線の車がひいてしまった。しかし、ひいてしまったカンガルーは道のはじに片付けなければいけないというルールがあるのに、その車はひいたまま行ってしまった。」という話を聞いた。私はおどろいた。何におどろいたかというと、オーストラリアでは、カンガルーをひいてしまうのはしょうがないという、前提になっているということにだ。しかし、もし私が決まりをつくるとしたら、カンガルーがとび出してきやすい道はゆっくり運転しましょう、なんていう決まりをつくるかもしれない。
人間はほかの動物より少し頭がいいからといって、ほかの動物のことを考えていないと思う。もっと、ほかの動物とも協力して、よりいい環境を築いていかなければいけないと思う。

   講評   ita

<第一段落>
要約は言うことなしですね。
<第二段落>
とてもいい体験実例がでてきました。 読み手を納得させる為にもたっぷりとこの実例を書いていきましょう。自分に問いかけながら書いていくといいですよ。たとえば「山に登るなら礼儀をわきまえておかなければならないのはなぜか?」この答えを書いてみよう。「礼儀って何?」「そもそも山登りって何のためにするの?」そんな小さな疑問を自分に投げかけながら書いていくのです。すると内容のある、しかも字数が簡単に増える(笑)文章になっていくよ。
<第三段落>
有紀ちゃんは実例の天才だね。いつも適切な実例を見つけてくると思います。今回のカンガルーの話もいいね。ここも第二段落で書いたように自分に問いかけ、その答えを書いていこう。「なぜカンガルーをひいてしまうのはしょうがないという前提」に驚いてしまうのか。その答えは何かな? 書かなくてもわかることでもしっかり書いておいてね。
<第四段落>
大きなまとめができました。先生も有紀ちゃんの意見に賛成です。よく考えることができました。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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