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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おかしな王様   デイジー

 どこかにいるかもしれないし、いないかもしれない王様は、毎日たいくつでびっくりすることがありません。びっくりすることがないのなら、家にいないで友達と遊んだほうが、びっくりすることがあると思います。なぜなら、大臣にびっくりさせてと自分で言うとびっくりさせられることがわかってしまい、びっくりしないからです。もしわたしが王様だったら大臣にたのまないで、どんなことがあるか楽しみに外へ遊びに行きます。王様のように自分でたのんでおどかされるよりも、何も言わないで急におどかされたほうがびっくりすると思います。
 でも王様は大臣がおどろかそうとするとちっともおどろかないで、おどかすのを止めたとたん、なんでもないときに勝手にびっくりしてしまいます。王様は大臣がおどかすのを止めると言っても、それは自分を油断させるためだと思っていたからです。
 わたしには王様に少し聞きたいことがあります。それは王様には友達がいるのでしょうか、いないのでしょうか? いたとしてもきっと友達と遊ばなかったのでしょうね。
 王様はかみの毛を切るのに、ずいぶん時間がかかるのだなと思いました。でも王様ですからそのくらい時間はかかりますよね。一番おもしろかったのは王様が夢を見るところです。王様はかみの毛を切っている最中にいねむりをしてしまい、自分がぼうずにされて大臣に大笑いされる夢を見ましたが、夢って実際にはないことを見るときもあるので、びっくりしたりおこったりすることがたまにあります。そしておきてうそだったことが分かったとき、おかしかったりがっかりしたりします。
 王様はもっともっとたくさんお友達を作ったほうがいいと思います。そうすれば毎日たいくつしないで、楽しくくらせると思います。

   講評   nara

何だかおもしろそうなお話だね。今の日本には、「王様」とよばれる人はいないけれど、「ここは○○さんににているかも。」というところがあるかもしれないね。自分の身の回りに当てはめながら読んでいくと、おもしろさもより大きくなるだろうな。
 この作文は、物語を読んだ感そう文。先生は、デイジーさんから物語のないようを教えてもらったけれど、そうでない人も、だいたいのあらすじがわかるように、書き始めにせつめいをくわえておくともっとわかりやすくなるよ。
 デイジーさんは、この物語を読みながら、おもしろいなぁと思いつつ、2つのぎもんがうかんだのね。「どうして外に遊びに行かないのかな?」「お友だちはいないのかな?」どちらもするどいなぁ。先生も考えてみたよ。王様は、できるのにそうしないのではなく、「外に気がるに遊びに行けない」「友だちを自由に作れない」という立場なのかもしれないね。王様だから、地位や名誉(めいよ)、お金もたくさん持っているだろうけれど、そう考えると楽しくなさそうだなぁ。
 せっかくこの本を読んだのだから、「読んだ本(読書)」のところにも、書名を入れておいてね。
 

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