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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自主的学習   こめ

 最近、「学力低下」という言葉をよく耳にする。平成14年度から始まった週5日制は、毎週2日は休みを取らせてくれた代わりに、学習要領が大幅に変えられてしまった。それによって、学力低下が引き起こされているとともに、児童・生徒の学習に対する意欲が減ってきている。これは、学習内容が減ったことによって保護者が塾に行かせたりして勉強をつまらないものに変えてしまったからだ。だから、私は、学習をもっと意味のあるものにするべきだと思う。そのためには、どうすればよいか。
 その方法としては、第一に、自主的な学習に取り組める環境をつくることだ。人から「〜やれ!!」とか言われてからやるのは、極めて嫌な気分である。実際、私も、人に言われてから学習を始めると、数分間は機嫌が悪い。自分から学習を始めたときは、初めからとても集中して進められ、効率も良い。自主的学習は、勉強を好きにさせる1つの手になるのだ。
 また、第二の方法としては、ユーモアを交えた学習をすることだ。ユーモアがないと、つまらなく、退屈なものと思ってしまい、勉強が好きになる要因にはならない。だからこそ、ユーモアを入れるのだ。あまりユーモアを加えすぎては良くない(笑)が、適度に交えると、勉強=楽しいと思い、結果としては勉強が好きになる。適度なユーモアを入れることは、楽しく学習できるということにつながるのだ。
 確かに、塾に通った方が、沢山の学力がつくかもしれない。しかし、塾は勉強を楽しむのではなく、ただ教え込まれるにすぎないのである。だから、自主的な勉強も大切にして、意味のある学習をするべきだと思う。

   講評   kamono

このところの教育行政の混乱、つまり、ゆとりから、学力低下、その手直しとしての指導要領の変更という、どたばたを捉えて、よい意見文になりました。学習をもっと意味のあるものにする方法として、二つ、自主的に、と、ユーモアを、は確かにそうですね。
 自主的に勉強するようになる、ということは、どのような科目にしろ、それを勉強することの面白さが分かってきて、そこで実現できるような気がするね。それには、知識の詰め込みでは、面白さにつながってこない。面白くもない知識の詰め込みばかりやっているから、その知識は、実際の場での適応力となって実ってこないのだね。
 自主的学習とは、たとえば、発見の面白さだ、など、もう一歩、踏み込んで書けたら、よかったね。あるいは、自主的学習は、点数が上がる(ほんとかな)という効果(面白さ)を誘発する、などと書いてもよかったね。ただ、それも、一番大切なことは、実際の場への適応力だ、という押さえをしておかなければならないけれどね。

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