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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島国言語の特色のひとつは   あしも

島国言語の特色のひとつは
 島国言語の特色のひとつは、相手に対する思いやりが行き届いていることである。ヨーロッパの言語では、われとなんじ、自と他の対立関係はあまり発達しない。そのかわり第一人称にいろいろな形態ができている。島国言語のもうひとつの特質は、話の通じがたいへんよいということである。お互いに野暮な人間はいない、あるいは、いないはずだという前提に立っている。言語には冗語性というものがある。ひと口にいうと言葉の中に含まれる必要な蛇足である。どんな言語でも必要にして充分なことだけしか表現してないことはあり得ない。時と場合によって、蛇足の部分をふやしたり、減らしたりということをほとんど無意識に行っている。相手の耳に達するまでにロスが多いと思えば冗語性を高めるし、確実に伝わる自信をもっているときには、低音で話したり、省略の多い表現をとったりして冗語性をすくなくする。島国言語というのは極端な言い方をすると、家族同士の会話を社会全体でもやっているような言語のことで、当然、冗語性はすくなくする。島国言語というのは極端な言い方をすると、家族同士の会話を社会全体でもやっているような言語のことで、当然、冗語性はすくなくてよい。大陸言語の社会では冗語性をあまりすくなくすると、ごく親密な関係の人との間ならともかく、相手に誤解されたり、了解不能を訴えられたりするから、ていねいな表現をしなくてはならない。
島国言語では、相手に対する思いやりが前提となっていて、短い言葉で伝えられる。例えば、
「昨日何バスケットボールした。」
というように、主語なんか使わなくても違和感がない。むしろ、
「わたしは昨日バスケットボールをした。」
という方が、真面目過ぎに聞こえて、変な感じがする。
 しかし、大陸言語のように正確に自分の意見を伝えることができるのである。赤の他人とでも、意思疎通することができる。今は国際化しているため、大陸言語は大事になっていくと思う。
 確かに、思いやりのある島国言語も、論理的ではっきりしている大陸言語も大切であるが、もっとも大切なことは、『できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。』という名言があるように、その時の状況や場面に応じて変えることができる、ということだ。

   講評   kira


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