対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本語は難しい うまさ
「桜前線」という言葉があるが、この言葉はいただきかねる。昔からある「花便り」のほうが、微小感覚を表し分けてまさに風情に富んでいる。ところが、散り初めのある日、枝を離れた花びらを見ていてこれが地面に達するまでの間の状態をぴったりと表す言葉がないのに気がついた。花便りの色々の言葉を作り出し、育ててきた日本語だから、わたしのまだ知らないところに、あの美しさを表す言葉があるのかもしれない。〈〈構成〉〉
学校で楽しいことがあって、お母さんやお父さんやお兄ちゃんにその話を話すのだが、なかなかその楽しさをわかってもらえない。「人にわかるように話せよ。」と言われたりすると、だんだん面倒くさくなって、さいごは、「もういい。」とその話を終わらせてしまう。〈〈題材〉〉
テレビでスポーツニュースを見ているとき、プロ野球の選手が練習をしているところを、長島茂男さんがアドバイスをしている。その内容が、「ぱっとかまえて」とか、「腰をすぱっと回して」とか、「びゅっと打つ」とかいう説明に、一流の選手がとまどいながら聞いている姿を見て思わず笑ってしまった。〈〈表現〉〉
「百聞は一見にしかず」ということばがある。楽しかったことをそこにいればどんなに楽しいかわかるのに、そこにいない人に同じ楽しさを味わってもらうのはほとんど無理だと思う。日本語というのは、伝えたいことや、表現したいことを言葉だけで言い表すのはとてもむずかしいとつくづく思う。〈〈主題〉〉
講評 siro
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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