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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勉強とは?   うやう

 生物界の中で人という種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということが第一に挙げられるであろう。サルの仲間は、生まれつきの行動の仕組みが比較的少なく、加えて雑食性でもあるところから、様々な環境に適応しうる。ヒトは他の類人猿と比べてさえ、生まれつきの行動の仕組みが少ない。このような情報の体系をもつことによって生き延びてきたのだし、また、現在の社会でもこうすることによって初めて有能に行動しうるのである。私は、勉強をするということは大切なことだと思う。
 その理由は、第一に学習することによって自分の持っていた知識があがるからだ。また、勉強することによって、自分の将来が変わってくるし、自分の苦手なことも勉強することによってクリアできるからだ。私は海外に住んでいて、一度留年している。それは、私の住んでいた国の言葉の勉強が足りなかったからである。しかし、中学時代の私の数学の成績ははっきり言ってとても悪かった。しかし、日本に比べて数学などの進んでいる国に住んでいた私はその国の言葉で数学を勉強したら、成績がとてもよくなった時期がある。自分でも驚いたが、それは、その国の言葉で数学を学ぶことが楽しくなってきたからである。人間誰でも勉強に集中できる時期があるだろう。勉強することによって、能に刺激を与え、もっと上のランクを目指すようになってくるのが人間なのではないであろうか。昔は勉強をたくさんして、自分の偏差値を上げ、良い学校へ行き、大きな企業へ勤めようとしている人たちがバブルの時代ではかなりいたと思う。しかし、バブル崩壊後、今の社会は大きな企業でも倒産したり、いろいろなミスがでたり、経済面では良くない時代だと私は思う。大人になったから勉強しなくては良いわけではない。今は、人間死ぬまで勉強できる権利がある。どんなに忙しくても、今の経済を良くするために日本人は勉強することがとても大切だと思う。
 第二の理由は、学習しなければ人間の能力はどんどん衰えていくであろう。今の高校生は、好きで勉強しているようには見えない。中学卒業して、高校へ行かず、働いている人もいるが、結局働けるところは少ないであろう。高校を辞めてしまう子など、最近増えているが、多くの人が働かず、親に頼ったり、働いても薬やギャンブルなどに逃げてしまう人がたくさんいる。遊んでばかりいると、今まで義務教育の中で勉強してきたことを忘れてしまう。小学校の先生に教わった話だが、人間の脳は漢字などを覚えるときに、夜漢字の勉強をして寝てしまうと、朝になるとその40%を忘れてしまうらしい。朝もう一度、同じ漢字の練習をすると、記憶が戻り、120%覚えられるらしい。人間は、見たことや覚えたことは必ず能にインプットされている。忘れていても、いつかは必ず思い出すことができる。一度勉強しても、次の日には約半分の勉強した内容を忘れている。勉強と言うものは繰り返さなければ意味が無い。
 確かに遊んだり、働いたりすることは別の意味で勉強していることになるが、私は、基礎知識をきちんと学んでから働いたほうが良いと思う。『辞書のような人間になるのではなく辞書を上手く使えるような人になることが勉強の目的である』という言葉のとうり、辞書が使えなければもちろん勉強でわからない言葉を辞書で探すことが出来ない。辞書を使うことも基礎知識のうちの一つなのかもしれない。

   講評   nane

 第二段落の実例は説得力がある。中学生のころまでは、勉強もやらされているという感じが強いけど、そのあとだんだん自分で自覚して勉強できるようになってくる。実感のこもった文章。
 第三段落の漢字の勉強の例もいい話が書けた。もともとの人間の能力はそれほど変わらないから、やはりどれだけ反復して練習したかということが成果を分けるということだね。
 結びの名言もぴったり。これからの勉強は辞書を使う勉強だから、読書や作文などは勉強の中心になってくる。教養は広げて、いろいろなことを自分の力で考えていこうね。
 テストは文句なしに合格。
 今度かかった時間を書いていこう。目標は1時間1200字。

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