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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生けとし生けるものの「死」について   うやぬ

 今世の中の人たちは「死」に対して希薄である。特に今の若い人達はそんなことを考えもしないだろう。それは身近に「死」という現象がないことだ。けれども「死」が起こらないということはそれはそれで良いことである。だが私たちはあまりにもこのことに着目しなさすぎてしまうと実際に「死」を直面してしまったとき何も対処ができなくなってしまう恐れがある。よってこのことが問題となっていくのだ。
 その原因になっているのは人の「死」や動物の「死」などに私たちは滅多に出会わないことだ。人は「死」を目の前にしないと「死」に対する関心がなかなか深まらない。それはやはり一度体験したことによって考えることができるのだ。例えば自分にとってとても大切な人がこの世からいなくなったらどのようなことが起こりうるだろう。「どうしていなくなっちゃったの?もっとこれからも話していきたかったのに。」というようなことの起こりえる感情は大多数であろう。のちに「このようなことがあってしまうことが予測ついていたなら・・・」と後悔してしまう気持ちが出てしまう。このような出来事は極力避けたいものだ。
 よって我々は「死」を目前してしまう前の対策を考えなければならない。それは一日一日を大切に充実した毎日を過ごしていくことである。それは何故か?理由は私たちは充実した日々を過ごすことによって前向きな姿勢で明るい日常が成り立ってゆくのである。大好きな音楽を聴きながら勉強をしてみたり学校で親友とバカ話をしたりだとかさまざまだ。これにより私たちは毎日楽しい時間を進んでいくことで自分の心が強くなり時に支えとなる。心が強くなると積極的になったり何事にも自信が満ちてくる。これは私たちにとって必要不可欠になるのだ。
 人や動物など生けとし生けるもの全てに必ず「死」というものからは逃れることができない。仏教の法則でお釈迦様(釈尊)が「生けるもの全ては決して生・老・病・死をから間逃れることはできないのだ。」と悟りを解いたことはもっともだ。これにより「死」についての考えは昔の人たちも考えていたことがわかるであろう。よって人間や生物とって「死」からは絶対に逃れることができないけれども前向きに生きていくことによって生きがいを持ち生活していくことが生死の問題の一番の打開策なのである。

   講評   nane

 死の問題提起は難しかったでしょう。現代の問題としては、特に日本では死というものが隠されるようになってしまったことがある。医療の現場では、死と闘う面だけが強調されて、死を受け入れるという発想がなかった。死を避けることはできないのだから、死といかに共存していくかということもこれからは大事になってくるのだと思う。
 第二段落の原因は、わかりやすい。次の対策は、もう少し書き足してもいいかなあ。例えば、学校でもたっぷり遊んだり勉強したりした生徒は満足して卒業するけど、中途半端に過ごした生徒は心残りがあるというようなこと。人生でも、充実して生きたと思っている人は安心してあの世に旅立てる気がする。
 結びの段落で、自作名言を入れていこう。次回、書き方を説明するね。

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